HAMILTONのカーキシリーズは昔はレディースモデルがあったのですが、もう長い間、販売されていませんね。
ということで、少し前に格安で手に入れたHAMILTONカーキ・フィールド・クォーツ L.L.Beanロゴですが、中を開けると完全に錆びていました。
乗せ換えるムーブメント(ETA 556.115)も現在は販売されていないので、これもオークションで入手。ドイツから郵便で2週間ほどかかって本日到着しました。
本日届いた、中古のムーブメント。電池が入った状態で届いたのですが、リューズを押しても秒針が動かなくて、少し焦りました。新しいSR621SWに入れ替えると秒針が動き出し、ホッとしました。
しかし、boillat les boisっていうブランドを全く知らないのですが・・・。
調べるとホームページがありました。1923年創業のスイスブランドだそうです。
しかし、針と文字盤は取り去って、ムーブメントをHAMILTONに移植です。
文字盤の裏のバーがテンションで押さえつける部品で2か所固定されています。
写真のように横に引っ張り出せば外れます。写真は文字盤が既に外されているので、文字盤の足は見えませんが、矢印の根元の穴から文字盤から丸い棒が出て、フックのような部品のバネ性で抜けないように押さえつけます。
文字盤側。カレンダーの23日、27日、30日が汚れたり文字が消えかかっていますね。
古い文字盤等は、拭いたりすると危険なので、触らずにこのままにしておきます。
針を付けて、動作確認します。
夜光塗料も真っ黒ですが、欠けたりはしていないので、これもそのままにしておきましょう。
錆落としをしたケースに入れて、裏蓋を閉じれば完成です。
セイコーのマルチケースホルダーは安定していて作業がしやすいです。
ベルトを取り付けて完成です。
文字盤のガラスに傷が多く入っていますが、これもとりあえずそのままにしておきます。
これ以外にカーキのレディースモデルは以下のものを所有しています。
左3つは手巻き式、右二つはクォーツです。手巻きの錨マークなしのモデルが欲しいですね。