OptoEleMechの日記

主に時計、電卓、カメラの話題

ダイバーズウォッチ

最近、ダイバーズ・ウォッチを購入するようになりましたが、よく考えると、昔、ダイバーズ・ウォッチが好きだったなぁと、しみじみ思い出していました。

一番最初の腕時計は、祖母に中学の入学祝に買ってもらったものでした。おそらく、実家の引き出しに入っていると思うのですが、CITIZEN SPALDING XC-7(クロス・カントリー・セブン)という時計でした。

現物が手元にないので、Chrono24のリンクを貼っておきます。

www.chrono24.jp

尾錠がサバイバルツールになっていて、栓抜きやノコギリ、ヤスリ、レンチ、メジャー、マイナスドライバー等として使えるようになっていますが、雑誌の付録の十徳ツールのようにほとんど使い物になりません。定価16,800円だったみたいです。

そして、高校の入学のお祝いとして、SEIKOのクロノグラフ・ダイバーを買ってもらいました。これは、今も手元にあります。SEIKO 7A38-6050というモデルで、こういうデザインです。

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7A38-6050

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全体

ベルトが結構気に入っていたので、20年ぐらい前に一度純正の新品に交換しました。でも、また今はこの状態です。

今回、オークションで7A38シリーズを調べてみたら、結構高値取引されていて驚きました。純正のベルトが残っているだけでも珍しいみたいです。

そして、この次に、自分で買った時計が、HAMILTON Khakiでした。

SPINNAKER CAHILLとSEIKO Diver's Watch 55th Anniversary Limited Edition

最近、暑くなってきて革ベルトは汗で傷むので、ステンレス・ブレスレットの時計を付けています。

今日は、先日届いたHAMILTON PSRを初めて付けて会社に行きましたが、今のお気に入りはSPINNAKER(スピニカー)のCAHILL(ケーヒル)です。

SPINNAKERは、イタリアのブランドで最近ジワジワ人気が出てきているようです。

www.powerwatch.jp

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SPINNAKER CAHILL

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正面

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側面にSPINNAKERの刻印

ムーブメントは自動巻きのMIYOTA 8215です。

カーブしたサファイアクリスタルに反射防止コートもしっかりついています。

価格の割には良い作りだと思います。CAHILLの文字盤が少しプラスチッキーなところはご愛敬ということで・・・。

 

ただ、今日、家に帰ってくると荷物が届いていました。

開けてみると、かなり前に注文してあったSEIKO Prospex SDBC107でした。コロナウイルスの影響で少し発売が延期になっていました。こちらもブルーで色がSPINNAKAERとかぶってしまっていますが、この色が気に入ったので購入を決めたのでした。

限定5,500本とのことですが、この数量って限定なんでしょうかね?

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SEIKO プロスペックス SBDC107

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なかなかイイ感じです

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正面

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斜め

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替えのシリコンバンド付きです。

発売は、かなり先になるかと思っていたら、結構早く届きました。カードの請求が・・・。

こちらは、いかにもダイバーズ・ウォッチという感じがイイですね。

今年の夏は、SPINNAKER、PSRとローテーションで付けて行くことにしますか。

 

HAMILTON Khaki ハミルトン カーキ (11)

以前のKhakiの記事(3)で、9895の刻印のあるKhakiのムーブメントはETA2850ベースのHamilton Cal.849であったということを書きました。

ただ、その個体は、ハック機能が働かず、またゼンマイの巻き上げも非常に調子が悪く、途中でゼンマイが急にほどけてしまったりしていました。

ムーブメントをよく見ると、コハゼのバネが地板を固定するネジに巻き付けられています。

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Hamilton 849

本来のコハゼがなく、コハゼの代用となるバネを無理やり手作りし、地板のネジをバネを固定する部品として流用しています。

巻き上げている途中で、うまく丸穴車をロックできずにゼンマイがほどけてしまうことがあったのはこれが原因のようです。

更に分解して確認すると、ハック機能を司るテンプの回転を止めるレバーもありません。

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ハックレバーがない

ということで、eBayでコハゼとハックレバーを見つけて購入しました。

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ハックレバー

ムーブメントによって、レバーの長さが違うので要注意です。

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ハックレバーの取り付け

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バネと一体になったコハゼ

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組付け完了

 

ハックレバーは新品の単品販売があったので、それを購入しました。

コハゼだけの出品は無かったので、仕方なく、WITTNAUER WATCH Coという刻印の入ったETA2851ムーブメントをeBayで落札し、コハゼだけを移植しました。

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ドナー

しっくり収まりました。

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組み立て終了

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ケースに収めて問題なく動作することを確認

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完全復活です

これで、オリジナルの状態に戻ったのではないでしょうか?

修理店がパーツを無くし、適当に何とか使えるように、やっつけの部品を取り付けて修理をしたという感じでした。

これは外観写真では分からない内容なので、ネットで中古品を購入するときは、動作の状態をしっかり出品者に確認したほうが良さそうです。

ただ、この時計も動作は問題なしということでした。

 

hmtの時計

3か月以上前に購入したインドのhmtの時計が、コロナウィルスの影響で、国際郵便が止まっていたので出荷が保留になっていました。先日ようやく届きました。

とにかく安いので、5本まとめ買いしていました。

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hmtの時計

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ブロードアロー風

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jubilee

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pilot

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HMT JANATA Devanagari HINDI Numbers

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JANATA

JANATA, JUBILEE, PILOTというのが有名なシリーズみたいですが、安く売られているhmtは、文字盤のプリントや針が違うだけで、中身は実質的に同じです。

hmt(Hindustan Machine Tools Limited)は、インドの元国営企業で、シチズンが技術提携して「ホーマー」と同型のムーブメントを搭載していることで有名です。ただ、インド国内でも外装も中身も同じ手巻の機械式時計は人気がなくなり2016年にhmtの時計部門は解散したようです。オークションでhmtの時計をたくさん見ますが、オリジナルのシリーズのものはなかなか無いようで、大抵は、市場に大量に存在する修理用の部品をかき集めて、文字盤をリダンして組み立てたものが多いです。

今回の5つの時計は、なぜかケースの外側を手で研削しています。傷を消したのか、形状を修正したのかは不明です。

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見えにくいのですが、縦方向にグラインダーを当てた跡がついています。

eBayで送料無料で1つ15ドルぐらいだったと思います。5本買で、8,000円程度でした。激安ですね。

ただYahoo!オークションでは5,000円以上で販売されていたりしますが、そのほとんどはリダンダイヤルで部品を組み合わせたものなので、すぐ壊れることが多いです。

正規のものが欲しければ、今でも在庫があると思われます。

www.hmtwatches.in

日本での販売は、有限会社長谷川時計店株式会社ハタ貴金属などがあります。

2万円近くするので、よほど思い入れがあれば、いかがでしょうか?

オークションでたまに「イギリス軍正式採用モデル」として出品され、1万円を超える価格で落札されたりもしているようですが、オフィシャルページにも注意が書いてあるように、イギリス軍にhmtが正式に供給したことはないそうなので、ご注意ください。

文字盤にブロードアロー風の矢印を印刷したモデルも正式に製造したことはないそうなので、一番上の文字盤はリダンされたものですね。

ただ、hmtと書いてあるだけまだマシで、オークションではなぜかORISに書き換えて、アンティークオリスとして販売していたり、あとはFORTISにしていることも多いです。

ケースの形に特徴があるので、まずはそれで見分けるのが良いと思います。ただ、業者も分かっているので、わざと斜めから写真を撮って、分かりにくくしていることが多くなってきました。

 

あと、偽物繋がりで書いておくと、ミリタリーウォッチの偽物もオークションでよく見かけます。これは、日本アンティーク時計協会も注意をしているのですが、まだまだよく見かけます。

www.jawatch.org

オークションで競り合って5万円以上で落札されることもあるのですが、そんな価値は全くないので要注意です。

分かっていて、1,000円台でお遊びとして購入するというのが、良いのではないでしょうか?

 

HAMILTON Khaki ハミルトン カーキ (10)

前回、WestcloxのMIL-W-46374Aのムーブメントはまだ見ていないというところで終了していました。

早速、開けてみました。

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Wextclox MIL-W-46374A

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ムーブメント SEIKO D407

17石のSEIKO 6602Bが入っているのではないかと思っていましたが、7石のSEIKO D407が入っていました。
「MILITARY TIMEPIECES」には、3種類のムーブメントが載っています。

26-D(7石)、D407(7石)、6602B(17石)の3種類です。同じプラスチックのケースで7石と17石が混在しているのは面白いですね。6602Bが搭載されているものでも、プラケースの裏の記載内容は全く同じでした。

 

刻印

WESTCLOX NO. 75092

FED STOCK NO.  6645-952-3767

CONT NO. DAAA25-70-D-0335

DATE SEP 1970

 

さて、では、HAMILTONのMIL-W-46374シリーズを見ていきましょう。

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HAMILTON MIL-W-46374A

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ムーブメント S.T.C. 446

刻印

STCK NO. 6645-952-3767

MFG PART NO. 39988

CONT NO. DAAA25-72-D0458

DATE APRIL 1973

 

MIL-W-46374Aは基本的にはワンピースタイプのケースですが、オーストラリア向けのものでは、スクリュータイプのものが存在します。

この時計には7石のS.T.C.446が使用されています。S.T.C.とかS.T.CO.というのは、Standard Time Corp. という社名のようです。Hamilton傘下の会社みたいです。

 

では、46374Bを見てみましょう。 

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HAMILTON MIL-W-46374B

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ムーブメント 466 S.T.CO.

刻印

STCK NO. 6645-00-952-3767

MFG PART NO. 39988

CONT NO. DLA-400-80-C-2937

DATE AUG 1981

 

この46374Bには、7石のS.T.C.466が入っています。46374Bの初期には446が搭載されていることもあったようです(466と紛らわしいですが、446です)。そして、S.T.C.447が搭載されているものも比較的に多いようです。S.T.C.447と466は、Durowe 7420がベースのようです。

 

次は、最後の46374Dです。

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HAMILTON MIL-W-46374D

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ムーブメント ETA2801-2

刻印

STCK NO. 6645-00-066-4279

MFG PART NO. 39986

CONT NO. GS-00F-01101

DATE APRIL 1988

SERIAL NO. 822703

 

46374Dでは、ハック機能付きの17石のETA2801-2に一気にグレードアップします。

 

HAMILTONとしては、1983年で、MIL-W-46374Bの生産を終了し、一旦、46374シリーズから離れます。GG-W-113はそのまま1986年まで生産を続け、MIL-W-46374Dに統合されます。

 

ちなみに、MIL-W-46374Cは、Stocker & Yaleのプラスチックのケースのものです。

これですね。

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STOCKER & YALE MIL-W-46374C

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どうも、HAMILTONは、1983年にMIL-W-46374Bの生産が終了した際に、その生産能力が余ったために、民生品のKhakiシリーズの生産をスタートさせたようです。

中身はMIL-W-46374Bの方ではなく、ハック機能付きの17石のムーブメントHamilton Cal.649(ETA2750ベース)を使用していたGG-W-113を受け継いでいます。

これがKhakiの9219モデル誕生の流れではないでしょうか?

そして、1986年にGG-W-113が終了して、ETA2801-2を搭載した、MIL-W-46374Dに受け継がれるので、HAMILTONは、また46374シリーズの生産を開始することとなります。これがKhakiの9415シリーズに繋がっていくのだと思います。

よって、9415シリーズは1986年か1987年頃にスタートしたのだと思われます。

HAMILTONはMIL-W-46374Dで終了し、MIL-W-46374E(1989年)から軍への納入は行っていません。

もしかしたら、これらの部品の在庫を90年代に使い果たして、ムーブメントのスペーサーがプラスチック製へと変わった9415Aシリーズに移行したのかもしれません。

 

軍用の時計から民生用のKhakiシリーズへの移行していく、全体の流れはこんな感じだと思います。

 

HAMILTON Khaki ハミルトン カーキ (9)

前回、自分が持っているHamilton MIL-W-113の裏蓋を開けてみて、中身はGG-W-46374Bみたいだという衝撃の事実が判明し、またスクリューバックのケースのGG-W-113を物色し始めています。

やはり、色々調べても、MIL-W-113で7石はないのと、ハック機能は必ずついていて、H3と放射線マークは意図的に外されているので、マークが入っていることはないという情報しかありませんでした。

まぁ、実際のミリタリー・ウォッチは、オリジナルの部品の状態の良いものはかなり少なくなっていて、値段もかなり上がってきています。

 

さて、GG-W-46374ですが、流れとしては1956年のMIL-W-3818Aから1962年の3818Bへ変化し、外観は今の市販品のKhakiに似た形になったと書きましたが、そこからの流れが結構複雑になります。

この頃からアメリカ軍によるベトナムへの介入が進むにつれ、現地での時計の修理は困難になってゆき、いわゆる使い捨て時計(ディスポーザブル・ウォッチ:disposable watch)へと向かっていきます。1964年にプラスチックのケースを容認した形のMIL-W-46374が制定されます。ただこの規格の時計では空軍が使用するには不十分だったので、MIL-W-3818Bを継承する形のGG-W-113を1967年に設けます。

MIL-W-46374は、1968年にA、1975年にB、1983年にC、1986年にD、1989年にE、1991年にF、1999年にGへと改定されていきます。

結局、GG-W-113はMIL-W-46374D(?)へと統合されることになります。

 

ベトナムタイプのプラスチックケースは、Benrus、Westclox、TIMEXが生産したことになっているようですが、TIMEXは実際にはごくわずかに生産(規格検査用の試作?)しただけで、ほぼ投入されていないと言われています。TIMEXのホームページでも、基準をパスした軍用時計を市販品としてキャンパーと命名して販売したとしか書いていません。

www.timexwatch.jp

ということで、実際に使われたのはほとんどがBenrusのもので、Westcloxは生産数が少なかったので、現在でもあまり見かけることはありません。

Hamiltonは、最後までプラスチックケースのタイプは製造しませんでした。

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Benrus MIL-W-46374

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ムーブメント BELFORTE 11K1F

FED STOCK NO. 6645-952-3767

MFG. PART NO. 11K1185Q

CONT NO. DAAA 25-69-C0011

DATE MAY 1969

 

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Westclox MIL-W-46374A

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FED STOCK NO.  6645-952-3767

CONT NO. DAAA25-70-D-0335

DATE SEP 1970

 

ムーブメントは、まだ実際に開けて確認していませんが、17石のSEIKO製6602Bが入っているはずです。こちらのムーブメントは次にアップします。

(全く違う偽物が入っていないことを祈ります)

結局、HamiltonのMIL-W-46374Aにたどり着いていませんが、今日はここまで。

 

あと、Westcloxはベトナム製(?)の偽物が出回っているので要注意です。ミリタリーウォッチの偽物は結構多いので、それらのまとめも今度書こうと考えています。まずこのシリーズを完結させないといけませんね。

 

HAMILTON Khaki ハミルトン カーキ (8)

前回は、BenrusのMIL-W-3818B、GG-W-113を紹介しました。

optoelemech.hatenablog.com

私の持っているものは、ムーブメントはDR2F2でしたが、GG-W-113では、Benrus GY1L2というムーブメントも使用されてたようです。DR2F2、GY1L2、どちらも17石です。

さて、ハミルトンのGG-W-113に行きましょう。

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Hamilton GG-W-113

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ムーブメント 649

刻印

FED. STOCK NO. 6645-00-066-4279

MFG. PART NO. 92230

CONT NO. GS-03S-44828

SERIAL NO. 06333

DATE JUN 1976

 

MOVEMENT Hamilton 649 (17石)

 

ハミルトンのGG-W-113の文字盤の特徴としては、3,6,9,12時のアワーマーカーの三角が正三角形ではなく、少し細長い2等辺三角形となっています。

 

そしてもう一つのGG-W-113

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Hamilton GG-W-113

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ムーブメント 447

刻印

FED STOCK NO. 6645-00-066-4279

MFG. PART NO. 39986

CONT NO. GS-0WS-51982

SERIAL NO. 742398

DATE OCT 1982

 

MOVEMENT 447 S.T.CO. (7石)

 

この時計、今回初めて裏蓋を開けたのですが、447 S.T.CO.という刻印がされた7石のハック機能なしのムーブメントを搭載しています。これは、ドイツのムーブメントメーカーDuroweの7420/2というムーブメントと同じもののようです。

今まで、HamiltonのGG-W-113に搭載されているムーブメントとしては、649, 685, ごく僅かに849、だと思っていたのですが・・・。

基本的にGG-W-113は17石の649がメインで、ハック機能付きなので、447 S.T.CO.でハック機能なしで、文字盤のH3マークだとGG-W-4637Bのようです。

スクリューバックのGG-W-113は1982年頃から出来たみたいなので、裏蓋は本物だと思いますが、裏蓋だけが変更されたのか、実際にこのようなものが存在したのかは不明です。

情報をお持ちの方、コメントをお願いします。

 

Khakiの9219シリーズは、スクリューバックでムーブメントは649なので、GG-W-113のスクリューバックで、649搭載のものをお見せして、終了する予定だったのですが・・・。もう少し調べてみます。

 

ということで、繋ぎとして次回からはMIL-W-46374に移行して行きたいと思います。

タイトルのハミルトンカーキからどんどん外れてしまいますが、流れが分からなくならないようにこのままのタイトルで続けます。