OptoEleMechの日記

主に時計、電卓、カメラの話題

HAMILTON Khaki ハミルトン カーキ (5)

純正のバンド・ベルトについて

純正のバンドは、オリーブ(グリーン?)とオレンジ(ブラウン?)の2種類のナイロン・ストラップが標準で付いていました。

そして、9415(A)で、バネ棒が取れるようになって、ベージュのキャンバスのものが、付属するようになったようです。

ナイロン・タイプは、尾錠が途中で変わっています。

f:id:OptoEleMech:20200605234934j:plain

ナイロン・ベルト

f:id:OptoEleMech:20200605235034j:plain

尾錠の違い

写真の左側が初期のもの、右側が後期のものです。

初期のものはUS MILタイプというのでしょうか、右側のものは簡素化されたものですね。80年代の手巻きのTIMEX Camperもこのタイプでした。現在のTIMEX Original Camperは左の形をしていますが、ベルトを通すループが動きます。HAMILTONのものは、固定されていて動きません。

この変更があったのが、9415、9415Aの違いなのか、ロゴが変わって、箱が変わったタイミングなのかは不明です。

9219(80)から9415までは、トランクケースを模したような箱でした。

f:id:OptoEleMech:20200606000029j:plain

紙の箱

緑色のポーチもついてきました。

f:id:OptoEleMech:20200606000129j:plain

Khakiのロゴの入ったポーチ付き

途中で新しいHAMILTONのロゴの入った箱になります。

f:id:OptoEleMech:20200606000305j:plain

新しい丸ゴシックの社名

f:id:OptoEleMech:20200606000358j:plain

ポーチはありません

箱は、汎用で使用することが多いので、古い箱の在庫がなくなるまでは、新しい時計でも、古い箱を使用していたかもしれません。新しい箱は社名のフォントが変更になっているので、社名フォントが変更された1991-2年頃以降に採用されているということになります。ということで、この箱で販売されたものは、1992年頃以降のものということになります。

ちなみに1992年の広告で使われている時計のフォントは新しいものです。保証書の日付が1991年以前のものは、時計に斜体のロゴが用いられているものしか見たことがありません。

f:id:OptoEleMech:20200606012401j:plain

1992年のmacy'sの広告

オークションやフリマサイトで、箱付きで出品されているものの中には、Khaki専用の箱ではなく、HAMILTON共通の箱が付属しているものがありますが、購入時からそうだったのか、箱だけ別に用意したのかは不明です。ただ、出品されているものに付属しているものは、2,000年頃のハミルトンの茶色い円筒のタイプの箱が多いので、その頃から汎用品に切り替えたのかもしれません。

あと、ナイロンタイプのベルトは尾錠の変更がありましたが、キャンバスのベルトは最後まで変更がなかったようです。

f:id:OptoEleMech:20200606005823j:plain

キャンバス

ただ、現在販売されている18mmのキャンバスベルトとは少し違います。

f:id:OptoEleMech:20200606005945j:plain

現在入手できるキャンバスベルト

現行品は、尾錠にHAMILTONのロゴが入っていて、ユウカン(遊環)が付いていますが、元の付属品は、ロゴ無し、ユウカン無しです。

f:id:OptoEleMech:20200606010326j:plain

あまりにも染みが酷かったので、元のものは「染めQ」でオリーブに染めました

ということで、今回は、ベルトと箱について書きました。

MIL-W-46374シリーズの流れを汲むKhakiシリーズは、NATOタイプではなく、やはりUS MILタイプを使用したいと思います。やはりNATOタイプの方が入手性は良いのですが、黒、茶色であれば、MARATHONのものはAmazonで簡単に手に入ります。