純正のバンド・ベルトについて
純正のバンドは、オリーブ(グリーン?)とオレンジ(ブラウン?)の2種類のナイロン・ストラップが標準で付いていました。
そして、9415(A)で、バネ棒が取れるようになって、ベージュのキャンバスのものが、付属するようになったようです。
ナイロン・タイプは、尾錠が途中で変わっています。
写真の左側が初期のもの、右側が後期のものです。
初期のものはUS MILタイプというのでしょうか、右側のものは簡素化されたものですね。80年代の手巻きのTIMEX Camperもこのタイプでした。現在のTIMEX Original Camperは左の形をしていますが、ベルトを通すループが動きます。HAMILTONのものは、固定されていて動きません。
この変更があったのが、9415、9415Aの違いなのか、ロゴが変わって、箱が変わったタイミングなのかは不明です。
9219(80)から9415までは、トランクケースを模したような箱でした。
緑色のポーチもついてきました。
途中で新しいHAMILTONのロゴの入った箱になります。
箱は、汎用で使用することが多いので、古い箱の在庫がなくなるまでは、新しい時計でも、古い箱を使用していたかもしれません。新しい箱は社名のフォントが変更になっているので、社名フォントが変更された1991-2年頃以降に採用されているということになります。ということで、この箱で販売されたものは、1992年頃以降のものということになります。
ちなみに1992年の広告で使われている時計のフォントは新しいものです。保証書の日付が1991年以前のものは、時計に斜体のロゴが用いられているものしか見たことがありません。
オークションやフリマサイトで、箱付きで出品されているものの中には、Khaki専用の箱ではなく、HAMILTON共通の箱が付属しているものがありますが、購入時からそうだったのか、箱だけ別に用意したのかは不明です。ただ、出品されているものに付属しているものは、2,000年頃のハミルトンの茶色い円筒のタイプの箱が多いので、その頃から汎用品に切り替えたのかもしれません。
あと、ナイロンタイプのベルトは尾錠の変更がありましたが、キャンバスのベルトは最後まで変更がなかったようです。
ただ、現在販売されている18mmのキャンバスベルトとは少し違います。
現行品は、尾錠にHAMILTONのロゴが入っていて、ユウカン(遊環)が付いていますが、元の付属品は、ロゴ無し、ユウカン無しです。
ということで、今回は、ベルトと箱について書きました。
MIL-W-46374シリーズの流れを汲むKhakiシリーズは、NATOタイプではなく、やはりUS MILタイプを使用したいと思います。やはりNATOタイプの方が入手性は良いのですが、黒、茶色であれば、MARATHONのものはAmazonで簡単に手に入ります。