少し前に針がたくさんついている時計として、オメガのスピードマスター・デイデイト・マーク40を紹介しました。
スピードマスターの針は8本でしたが、今回紹介するBREITLING NAVITIMER 1461は、針が9本あります。
時計としての、短針、長針、秒針で3本、クロノグラフとして、秒、30分計、12時間計で3本、あとは月、日、曜日の3本、合計9本となります。
スモールダイヤルに針が2本ずつあるので、どっちの針がどっちを指しているのかが非常に分かりにくいです。更にフランス語表記なので、月や曜日がパッと見て判別できません。
昔からNAVITIMERがずっと欲しいと思っていたのですが、普通のNAVITIMERだと面白くないので、これが発売になった時はブライトリング・フェアで北海道にあったものを、東京大丸まで戻してもらって購入しました。2011年に限定1000本で販売されました。
もう9年も前になるんですね。
この時計はセミパーペチュアルなので、4年に一度、閏年の時だけ日付を合わせるだけで、それ以外は月末に日付の調整は必要ありません。つまり365日x4年で1460日なので、1461日目に日付を調整するだけで良いということで、モデル名になっているようです。
パテック・フィリップのアニュアル(年次)・カレンダーは、毎年2月に日付の調整が必要になるので、こちらの方が4年に一度だけという便利さがあります。
一度、これに慣れると、普通のカレンダーは面倒になります。ただ、しばらく時計を止めてしまうと、合わせるのは結構大変です。ムーンフェイズが付いているので、月の満ち欠けも調べないといけないので・・・。
針の調整はコレクター・プッシュボタンで行います。
8時位置に日、9時位置に月、4時位置に曜日、2時位置は月齢になっています。
裏蓋には度量単位換算表が刻印されていますが、使ったことはありません。
KGとLB(ポンド)の間に2.20とあるので、1Kg=2.2LB(ポンド)なので、単位の比を表しているようです。1LBの2.2倍が1Kgということなんでしょうね。
ただ、その横のLITERって何でしょうか・・・。マニュアルを見ないと分かりませんね。
ということで、マニュアルを見ると、ケシロン等の航空燃料のリットル単位を重さに換算することができるようです。
ただ、ある時は掛け算で、ある時は割り算をしないといけないなんて覚えられませんね。
この時計は2015年にブルー文字盤で再度限定1000本で販売されました。
1996年に1000本で限定販売されたものは、ムーンフェイズではなく、52週カレンダー(1年の最初から現在が何週目になるかを表示)の針になっていたので、針が10本ついていました。
さすがにスモールダイヤルが4つ付いているのは、やりすぎ感がありますね。
ということで、今回はNAVITIMER 1461を紹介しました。eBayで展示用のスタンドを以前落札したので、その写真も載せておきます。