久々の手巻きハミルトンカーキの記事です。
Khakiの民生品で、ノンデイトの手巻きモデルは、2003年で終了になったと、以前の記事で書きました。2003年からは手巻き式は、デイト付きのKhaki Field Mechanicalだけとなりました。2002/2003年のカタログの定価は税抜32,000円でした。この時は日本ではKhaki Field Mecha(カーキ・フィールド・メカ)と命名されていましたが、ノンデイトのKhaki Mecha(カーキ・メカ)が無くなってから、英語表記はKhaki Field Mechanicalとなりました。Khaki Field Mechaは2000年のカタログには載っていませんが、手持ちの2002年のカタログには載っています。ということで、2001年か、2002年に登場したようです。下の写真の2002年のカタログナンバーは、オリーブ文字盤がH001000161で、黒文字盤がH001001697です。ケースサイズが38mmのオリーブ文字盤と黒文字盤もありました。
2008/2009年のカタログでは下の写真のように定価が税込47,250円と2003年より1万円以上値上がりしています。オリーブと黒文字盤ではなく、黒に近い深い緑色の文字盤1種類になりました。38mmケースと、33mmケースの2種類です。
カタログのナンバーはH69419363なのですが、裏蓋の刻印はH693190です。このあたりがHAMILTONのモデル名をややこしくしているところですね。こちらが33mmケースのものです。
これは、新しいノンデイトのカーキ・フィールド・メカが正式に登場するまで販売されていました。このモデルは2018年のカタログに載っています。
その間、2004年に33mmのノンデイトの復刻版が限定で販売されました。モデルナンバーは、黒文字盤がH73319833で、茶色の文字盤がH73319993で、定価が税抜き28,000円(5%消費税込 29,400円)でした。裏蓋は9415Aの刻印のままです。
文字盤にはKhakiの文字は無く、旧ロゴの斜体のHAMILTONとHロゴが入っていて、アワーマーカーの夜光も三角に光るタイプです(従来は三角のプリントの上に丸い夜光塗料)。
この後はずっとノンデイトのモデルは無かったのですが、2012年にSHIPSとのコラボモデルでノンデイトが登場します。
ただ、これはKhaki Field Mechanicalの文字盤を変更しただけであることが判明しました。
ノンデイトのETA2801-2をわざわざ搭載するのではなく、量産中のKhaki Field Mechanicalの文字盤を入れ替えただけの偽ノンデイトでしたので、これはノンデイトの手巻きモデルとは見なしません。