以前、ハミルトン・カーキの解説の途中で、WESTCLOXのベトナム戦争時の使い捨てウォッチを紹介しました。
以下がリンクです。
そして、今、手元には修理が必要なWestcloxの腕時計があります。
型番の記載が無いので、モデルは不明です。裏蓋にSTAINLESS STEEL BACK-BASE METAL BEZEL, ANTIMAGNETIC SHOCK RESISTANT, WATER RESISTANTと記載があります。
なんとなく、裏蓋だけがステンレスで、ケースはメッキのような感じですね。
完全にミリタリーウォッチのデザインです。
デザインは同じで、自動巻きのモデルもあったみたいですが、こちらは手巻きです。
かなり汚れているし、風防にクラックが入ってしまっていますが、そのうち、分解掃除してピカピカにしたいと思っています。
Westcloxの時計はこれ以外にも持っています。それがこちらです。
OFFICIAL "Johnny Zero" COMBAT POCKET WATCH by WESTCLOXという子供用のおもちゃ時計です。
Johnny Zeroというのは、John D. Foleyという人物が第2次大戦でB-26の砲手が負傷したため、訓練を受けたこともないけれど砲手となって、ゼロ戦を撃墜したということから、Johnny got a Zeroと名声が広まり、言葉が省略されて、ニックネームとしてJohnny Zeroとなったようです。ただ、このJohnny Zeroがこの時計のシリーズの名前なのかどうかは不明です。
この時計のシリーズは、6種類あって、CYCLE WATCH、SECRET AGENT POCKET WATCH、FRONTIERMAN POCKET WATCH、AIR FORCE STYLE POCKET WATCH、PRO-SPORT POCKET WATCH、そして、このCOMBAT POCKET WATCHです。
1966年から67年頃に生産されていたものみたいです。
ズボンに引っ掛けるためのクリップがついています。
文字盤は紙にプリントしたような感じですね。でも、しっかり動きます。
説明書には、コンバットウォッチとしての機能が書いてあるのですが、文字盤の24時間表示のことです。軍では午後1時のことを13時、午後2時半を14時30分(フォーティーン・サーティ)と呼ぶのだということが、24時間の換算表を付けて説明しています。
それが、軍用時計の機能といわれても・・・、とは思いますが、子供用のおもちゃなので・・・。
いちおう、アメリカ製のようです。