以前、TimefactorsのSMITHS PRS-29Aを購入しようとして、失敗した記事を書きましたが、その後、eBayにたまに出るようになりました。また、Timefactorsも追加販売を実施するようになってきて、価格も落ち着いてきたので購入しました。
Timefactorsは4月18日にまた販売するみたいです。
ということで、新品状態のものをeBayで入手しました。
出品者は到着したものを見て小さいと判断して出品したみたいで、ケースから取り出してもいないとのことでした。
こちらが届いたものです。
デザインは王道なので、全く問題ありませんし、仕上げも非常に綺麗です。
裏蓋にはSMITHSの文字だけで、Timefactorsの記載はありません。
MOVEMENTは、ETA2801-2ではなく、Sellita Caliber SW210-1です。
SW210-1は、ETA2801-2のクローン版です。いちおうETAの17石から、19石にアップグレードされています。2020年のETA問題で、ETAがSWATCHグループ以外にムーブメントを供給しなくなったので、ORISやIWC等もETAからSellitaムーブメントに変えたり、自社製に変えたりしています。
このPRS-29も以前はETA2801-2だったと思います。
ケース径は36mmでラグ幅は18mmとなっています。
アンティークのSMITHSを調べると、ケース径は35mmでラグ幅は17mmとなっているので、現代的に少しサイズを大きくしたのでしょうか。
では、HAMILTONの古いKhaki(9415A)の33m径と比べてみましょう。
3mmも違うので、かなりサイズが違いますね。
では、現行の38mm径のHAMILTON Khaki Field Mechanical(H69439931)との比較。
今度は、HAMILTONが2mmサイズアップです。
3つ並べるとこんな感じになります。
現行のHAMILTON Khakiが従来より5mmもサイズアップしたのに比べると、ベストなサイズ感かもしれません。
33mmは今つけると、結構小さいなぁ、って感じがしますが、38mmだと昔の実物に比べ、少し大きいなぁと感じていました。
以前、SMITHSを買う予定で、クラウドファンディングのKickstarterでW10の復刻ベルト6B/2617の16mmを購入してありました。今回、SMITHSのラグ幅が18mmになっているので、復刻ベルトの16mmだと少し幅が狭すぎてバランスが悪いことが判明しました。
ということで、後から追加で発売された18mm幅を注文中です。
Khakiに復刻W10ベルト6B/2617をつけてみました
ベルトの編み目の模様が復刻版は本物に近いみたいです。
ちなみに、かつてCYMAの復刻モデルが、今はなき(株)シーマ・ジャパンからクオーツモデルでCYMA ROYAL ARMYとして販売されていました。38mm径と記載されていますがが、そな感じがしませんね。
シーマ・ジャパンは、埼玉県富士見市の会社だったみたいですが、2015年7月31日で事業を停止し、自己破産申請をしたとのことです。
何年か前まで、このCYMAの時計が大量に安売りされていたので、その頃に購入していました。8,000円ぐらいだったと思います。色褪せた感じのゴールド文字仕様を購入しましたが、白文字の方が素直で良かったのかもしれません。
関連して、以前のW10の記事はこちら
U.S.Military NATOベルトのデッドストックの記事はこちら
あとHAMILTONの現行Khaki Field Mechanicalの記事
HAMILTON Khakiシリーズの歴史を最初から知りたい場合は、このまとめページのリンクをたどってください。