OptoEleMechの日記

主に時計、電卓、カメラの話題

ロシア時計(その1) ボストーク(Vostok, BOCTOK)

今年は、人類初の宇宙飛行から60周年を記念ということで、STURMANSKIE(シュトゥルマンスキー)が、60周年フェアが行われているようです。

世界初の宇宙飛行士となったのは、有名なユーリ・ガガーリンで、1961年4月12日とのことです。

今回は、STURMANSKIEではなく、VOSTOK(BOCTOK)のKomandirskie(コマンダスキー)を紹介します。

80年代後半ぐらいに、ミリタリーウォッチとして、ボストークのコマンダスキーは、TIMEXの手巻きCamperと共に、よく雑誌で取り上げられていた記憶があります。

写真は数年前に購入したコマンダスキーです。

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Vostok Komandirskie

個人的には、戦車と潜水艦のデザインが一番一般的だったと記憶しています。パラシュートはもう少しデザインが違っていたような気がします。

この3つで、陸海空が揃っています。今は、色々なデザインの文字盤があるようですが、僕の中のコマンダスキーはこのデザインです。

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陸海空

僕が昔見ていたものは文字盤下部にCCCP(ソビエト社会主義共和国連邦)の文字が入っているものでしたが、最近のものはPOCCИИ(ロシア)の文字が入っています。

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POCCИИ

ムーブメントはボストーク製の17石手巻きムーブメント(日付つき)を搭載しています。

一応、ねじ込み式リューズとなっているのですが、リューズのネジを緩めると、リューズが外れそうな感じでグラグラするようになります。その状態で少し引っ張り出しつつ回すとネジを巻くことができます。更に引き出すと時刻合わせができます。

日付の早送り機構がないので、早送りしたいときは、時刻合わせで、夜10時ぐらいの時間から12時を超えて日付が変わったら、また10時ぐらいに戻してから12時を超えて1日日付を進めて、また戻し・・・を繰り返すことで、24時間回すよりは、かなり短縮できます。

数年前に購入したときは、もうそろそろ新品が出てこなくなるのではないかと思っていたのですが、まだ普通にeBayとかで安く購入できますね。

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箱と交換用メタルブレスレット

かなりチープな作りですが、味があります。

1本は持っておくべき時計だと思いませんか?