Amazonを見ていたら、いつの間にか「ニッコール千夜一夜物語 I (ホビージャパンMOOK 1114)」が発売されていました。
元はニッコールクラブの会報に1998年から連載されていたものをまとめたものです。様々なレンズの開発経緯や設計に関するポイント等を紹介した非常に興味深い連載でした。現在でもWeb上で連載が続いていて、第一夜から読むことができます。
僕は、2005年に一度出版されたものも持っています。
朝日ソノラマは、カメラ関係の良い本を出版していましたが、2007年に廃業となりましたね。
今回出版されたものと、朝日ソノラマ版を比較すると、使用されている写真が少し少なくなったりしています(全て確認していないので、多くなっていることもあるかもしれません)。
前ページがカラーになったことで、元がカラー写真のものは、カラーになっています。
朝日ソノラマ版は白黒本なのでカラー写真もモノクロでしか見ることができません。
朝日ソノラマ版では第28夜で終了していますが、今回のホビージャパン版では、第四十夜まで掲載されています。
Web版では、本日時点で既に第七十九夜まで続いているので、「ニッコール千夜一夜物語 II」を出版することが決まっているのでしょう。ということで、今回出版されたものはタイトルの最後に「I」が付いています。
Webで読むことができるのであれば、本を買わなくても良いような気もしますが、第一夜を比べるとWebはかなり編集されて情報が少なくなっています。
また、今回出版されたホビージャパン版もしっかり校正しなおしているみたいで、もう一度文章を練り直し、微妙な言い回し等の修正もされているようです。
朝日ソノラマ版は、Amazonで古本が高額で販売されていますが、よほどのマニアでなければ、今回発売されたホビージャパン版がアップデート版なので、こちらだけの購入で良いと思います。
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