テキサス・インスツルメンツ(TI)が、今年の7月にグラフ電卓のTI-84 Plus CE Pythonを発売しました。
早速、購入したので、とりあえず、どんな感じかレポートします。
以前から、TI-84 Plus CEの後継機種として発売されているみたいなのですが、本体の上部にPYTHONの文字と、パッケージにもPythonの文字が追加されているだけで、本体のデザインは変わっていないように見えます。
TIのページで、TI-84 Plus CEとTI-84 Plus CE Pythonの違いを見つけようと思ったのですが、メモリーの空き容量が154KBから149KBに減っているので、Pythonのアプリケーションを入れたことによる違いなのかもしれません。
一応、OSのダウンロードのページは、TI-84 Plus CEとTI-84 Plus CE Pythonで分かれているので、TI-84 Plus CEにPythonアプリを追加してTI-84 Plus CE Pythonになるということでもなさそうな感じがします。
機種の比較をするページでは、TI-84 Plus CEは出てきません。
パッケージを開けると、裏に盗難防止の電子タグが貼ってありました。
説明書は簡易的なものしか付属していません。WebからPDFをダウンロードする方式です。
蓋となるケースには、ロゴが刻印されています。
とりあえずスイッチON!
OSのバージョンは5.6.0.0020でした。ここにはTI-84 Plus CEとしか記載がありませんね。Pythonは追加されていません。
アプリケーションを見るとPythonがあります。
とりあえず起動してみると、Pythonが立ち上がります。
説明書を読まずに使用しているので、よくわからずに操作していますが、Pythonのプログラムを選択して起動できるようです。
2番目のHELLOプログラムをRunしてみると、名前を聞いてくるので、aaaaと入力してみるとHelloに続けて、入力した名前のaaaaを表示するという、出力だけではなく文字入力を加えたサンプルプログラムです。
Editorでプログラムの中身を見ると、入出力のサンプルプログラムのコードを見ることができます。
TIのページで最新のOSのバージョンを調べると5.6.1となっていました。この電卓のOSバージョンは5.6.0なので、0.0.1上がっています。
まずは、PCにTI Connect CEをインストールします。ソフトを起動すると接続しているTI-84 Plus CEを認識しています。やはり、あくまでもPythonは付かないようです。
OSとアプリも同時にインストールします。
右クリックすると一番下にSend OS...という項目が出てくるので、ダウンロードした最新のを選択してインストールします。
OSをアップデート中は、このような画面が表示されます。
OSのアップデートが終わると、バンドルアプリも次々インストールされます。
これで、完了です。とりあえず充電でもしておきましょう。
TI-84 Plus CEは2015年発売で、それ以降の新しいモデルは無かったので、ついPythonの文字が入っているのを見て購入してしまいました。
ただPythonで遊びたければ、画面の狭い電卓より、PCでフルサイズのキーボードでコーディングする方が簡単です。
ちなみにTIのグラフ電卓では、TI-Nspireシリーズの方が上位で、こちらも現在はPythonを使用することができます。