OptoEleMechの日記

主に時計、電卓、カメラの話題

Canon MP980の修理

僕は、2008年に発売されたCanonのマルチファンクションプリンター、MP980を10年以上愛用しているのですが、ようやくインク吸収体が満杯に近づいたというエラーメッセージが出てきました。

f:id:OptoEleMech:20220213153622j:plain

エラーメッセージ

この構造自体がいががなものかと思いますが、満杯と判断されるとプリンターが何も受け付けなくなるようです。

そこで、ネットの情報を探して、カウンターをリセットしました。

 

こちらの情報を参考にしました。

blog.goo.ne.jp

 

サービスモードに入って、ソフトウェアで印刷枚数をリセットします。

f:id:OptoEleMech:20220213153900j:plain

サービスモード

96.4%の吸収体使用率から、0%に戻りました。吸収体にインクが吸い取られたままなので、カウンターをリセットしただけだと、いつかインクが漏れてくると思いますが、その時は吸収体の交換をしましょう。

f:id:OptoEleMech:20220213153911j:plain

リセットされた

そして、紙の排出トレーが閉まらなくなっていつもテープで留めていたのですが、この際、そこも修理しようと思います。

f:id:OptoEleMech:20220213154145j:plain

排出トレーが閉じない

分解してトレーの開閉機構の部分を見ると、バネが転がっています。これが外れたことによって、閉じた状態を維持できなくなっていたようです。

f:id:OptoEleMech:20220213154308j:plain

バネが・・・

バネは取り出せましたが、どこにセットされていたのかが、良く分かりません。

f:id:OptoEleMech:20220213154411j:plain

取り出したバネ

しばらく眺めて、閉じても開いてもその方向にテンションがかかるようなる場所を考え、穴を見つけて、差し込んでみました。

f:id:OptoEleMech:20220213154500j:plain

ここで間違いない?

手で開閉すると、閉じると閉じた状態を維持して、開くと開いた状態を維持するようにバネの力がかかります。まず、ここで間違いないでしょう。ただ、こんな差し込みだけだったら、勢いで外れることが良くありそうですが・・・。

とりあえず、カウンターリセットと排紙トレーを修理したので、またしばらくは使えそうです。

ちなみに、2015年に年賀状を印刷している途中で給紙トレーに異常が出て、給紙しなくなったことがありました。その時は、給紙トレーの部品が折れてしまっていたので、エポキシ接着剤で固めて、ワイヤーで固定し、修理してあります。そこはまだ壊れていません。

f:id:OptoEleMech:20220213155112j:plain

給紙部

f:id:OptoEleMech:20220213155124j:plain

折れています

f:id:OptoEleMech:20220213155136j:plain

補修

f:id:OptoEleMech:20220213155147j:plain

ネジで曲がって外れないように固定