工作部屋の掃除にBLACK&DECKERのハンディクリーナーを使用しています。
WD7215Nという古いモデルですが、まだまだ現役で使えます。
しかし、先端に付ける狭い部分で使用する細いノズルが機械油でプラスチックが徐々に劣化し、ボロボロになっていました。
接着剤で補修しながら使っていたのですが、差し込む部分が半分以上朽ち果ててしまって、使い物にならなくなっていました。
本体ごと買い替えるか迷っていたのですが、ノズルの再製作を試みてみました。
まずは複雑な形状のノズルをREVOPOINTの3Dスキャナーで読み込みます。
自動回転ステージでリアルタイムで回転しながらデータを取り込んでいきます。
念のため、ノギスで主要な部分を採寸もしておきます。
REVOPOINTで取得した3Dデータを3D CADに取り込みます。
いちおう、ちゃんと取り込めたようです。この取り込んだデータを下絵にして3Dモデルを構築していきます。
その際にノギスで取得した実寸データを参考にしながら3Dデータを作り上げます。
多少形状が違っていても、差込口さえある程度正確に作っておけば、他は単なるノズルの部分なので問題ありません。
これを3Dプリントサービスに出して、1週間半程度で届きました。ただ、3,000円ぐらいかかっているので、掃除機を新調した方が健全かもしれません。
差し込み部は安全を見て少し太めに製作してあったので、ヤスリでサイズを調整しながら、キツ過ぎず、ユル過ぎないちょうど良い差し込み具合に調整しました。
問題なく使えそうです。
これでまた使えるようになりましたが、次は本体のバッテリーがダメになりそうです。
その時は何とか互換バッテリーに交換して使い続けたいと思います。