OptoEleMechの日記

主に時計、電卓、カメラの話題

HAMILTON Khaki ハミルトン カーキ (17)

先日、HAMILTON Khakiの風防の記事を書きましたが、今日、クラックが入っているKhakiの風防を交換してみました。

このKhakiきは、2か所クラックが入っています。

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クラック

まずは、風防を外してみます。バックアップリングが入っています。

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風防を外す

購入した風防と比較すると、径は同じですが、風防のRのつき方と厚みが違います。

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比較(左が新しい風防)

横から見ると結構違いますね。左が新しく購入したもので、右が取り外したものです。

Khakiの風防は端だけRで、真ん中あたりはフラットになっていますが、購入したものは中心まで緩やかなRがついています。

厚みは1mm以上違います。オリジナルは3.79mmで、購入したものは4.94mmでした。

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バックアップリングを奥まで入れて、余っている部分をサンドペーパーで出来るだけ落としましたが、削ることができたのは0.3mmぐらいでした。

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高さをできる限り落とします

とりあえず、風防を取り付けてみます。

パッと見た感じでは、それなりに見えます。

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交換後

でも、横から見ると風防が出過ぎですね。

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オリジナルと同じか同等品が見つかるまではこのままにしておこうと思います。

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とりあえずこのまま

しばらくeBay等で探し続けます。

購入した風防の記事はこちら。

optoelemech.hatenablog.com

トゥールビヨン(その2)

トゥールビヨンのプラモデルを製作しました。

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完成

製作前の紹介記事はこちら。

optoelemech.hatenablog.com

まずは説明書を見ながら、部品に不足が無いか確認します。

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部品の確認

説明書をよく見て部品を間違えないように、裏表も確認しながら、順番に組み立てていきます。接着剤は使用しないタイプなので、間違って接着してしまって、あとから困るということはありません。

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順番に組み立て

いちおうヤスリで、ニッパーで切り取った跡を消しておきます。

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時計らしくなってきました

ここから、この時計の心臓部のキャリッジを組み立てます。ヒゲゼンマイもプラスチック製です。輸送中に折れたりしないようにケースに入っていますが、このケースはヒゲゼンマイを取り出したら不要になります。

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プラスチックのヒゲゼンマイ

ヒゲゼンマイをチラネジ風のポッチがついたテンプに取り付け、アンクル、ガンキ車を組付けます。

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キャリッジ

腕におもりとなるコインを入れて、テンプを少し弾いてあげると動き出します。

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おもり

腕が少しずつ下がっていき、最後まで行き切ると止まります。だいたいスタートから終了まで3分程度でした。

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2分50秒で終了

キャリッジが1回転するのに約1分です。下の短い針はキャリッジ3回転で1周します。

つまり約3分で1周します。文字盤は1周を白い長い線で3等分しているので、長い白い線が1分を表しているのだと思います。

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キャリッジ1回転の時間

3分しか動作しないので、歯磨きかカップ麺のタイマーとしてぐらいしか活用することは出来ないかもしれません。

動きを見て、トゥールビヨンの仕組みを理解し、楽しむものとしては非常に面白いと思います。

 

Cameraholics Vol.5

Cameraholics Vol.5がライカNoctiluxの特集でした。色々役に立つ情報もあり、比較的、楽しめる内容でした。Cameraholicsという本は初めて読みました。

写真家のエッセイのようなものもたくさんあるのですが、今一つな内容もたくさん含まれていて、記事のクオリティにバラツキがあるように感じました。

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Cameraholics Vol.5

絵画、写真、美術等は、好みや時代背景によって良い悪いも変わるので、個人的にはあまり評論を読むのは好きではありません。

長年カメラのレンズを開発してきた技術者としては、どうしても技術的な部分につい注目しがちになってしまいます。

今回、P.73に「このレンズ、初期型は研削非球面、後期がガラスモールド非球面を使用したとあるが、」という記載があります。

1966年に発売された、「NOCTILUX-M 50mm f/1.2 ASPH.」は、1966年-1967年の初期型とそれ以降の1976年までの後期型(セカンドロット?)に分類されるのらしいのですが、分類される理由は、製造方法が変わったということみたいです。初期型は人の手による手磨きと書いているものが多くあります。では、後期型がガラスモールドだというのは初耳ですね。

いちおうレンズ業界としては、ガラスモールド非球面が採用された35mm用交換レンズとしては、1985年発売の「Canon New FD35-105mm F3.5-4.5」ということになっていると思います。つまり、1976年に生産終了しているNOCTILUX-M 50mm f/1.2 ASPH.にガラスモールド非球面が採用されているということはないと思われます。

そもそも量産品としてガラスモールド非球面レンズが世界初採用されたカメラは、1982年のKodak DISK4000なので、1976年より前にガラスモールドレンズが採用されていたということはないと思います。

現在でもライカ非球面レンズOEMを除けば、研削研磨非球面を採用しているはずです。

ただ多くの人は、「ガラスモールド(成形品)だから、1つずつ製作している研削研磨より精度が悪いが、安価にできる」と誤解しています。

生産数量が少なければ、研削研磨の方が安価に生産できますし、精度もどこまで追い込むかによっては、研削研磨の方がバラツキが出やすくなったりもします。

手研磨、機械研磨にしても、機械だから精度を出せるというわけではないのです、機械研磨で精度が安定して出せるところまで、研磨装置を調整するよりも手で磨いた方が早いなんてことは日常茶飯事で、ガラスモールド用の金型は手磨きで仕上げているところの方が多いと思います。

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Leica Mマウント キャップ

復刻版NOCTILUX-M 50mm f/1.2 ASPH.の付属のマウントキャップは金属製です。

こういう部分も特別なのは良いのですが、傷がついて交換しようとすると、パーツが高いという問題が生じます。

ということで、レンズのマウントキャップを購入しておきました。

写真の左側の「14 379 Rear lens cap M」という商品です。右が付属の金属キャップ

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左が購入品

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こうやって、正面も後ろも現行のプラスチックキャップにすると、オールドレンズ感が少し減りますね。

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前も後ろもプラスチックキャップとなりました

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リア

イカのマスクと一緒に記念撮影

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イカのマスク

 

HAMILTON Khaki ハミルトン カーキ (16)

久々のハミルトン カーキの記事です。

かなり前にeBayで購入したハミルトンカーキ用の風防が届きました。

33mm径のサイズのHAMILTON Khakiの風防でクラックが入っているものがあるので交換したいと思っていたのですが、ネットに情報があまり出ていません。

GS ET28.6W WHITE EVR-TITE with TENSION RINGというものに交換している記事はあるのですが、在庫が無いのです。

おそらくGS PA457-5が一番近いのではないかと思われたので、2個、購入してみました。パッケージには28.6mm HAMILTON K-506という記載があります。

K-506という機種があるようなので、その交換用だと思います。

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GS PA457-5

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アクリル風防

テンションリングが無いので、合うかどうかは分かりませんが、一度、クラックの入っているものを外して、合わせてみようと思います。

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形は近いと思います

径は合っているので、少し調整して使えると良いのですが・・・。

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カーブも似ています

ムーブメントのパーツはまだ入手可能ですが、風防等の交換パーツが入手困難となってきました。

Breitling Navitimer 1461

オーバーホールに出していたブライトリングのナビタイマーもこの前の土曜日に受け取ってきました。

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戻ってきたナビタイマー

前回の記事はこちら

optoelemech.hatenablog.com

基本的にはポリッシュを断らない限りは、研磨仕上げをしてもらえるので、ピカピカになって戻ってきました。

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新品同様です

ブレスレットとバックルも完全に仕上げられています。

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バックルを見ると一目瞭然です

裏蓋もポリッシュされています。

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裏も

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検査証明書

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作業内容

戻ってくるときに入っているケースですが、持っていたものと比較すると、ロゴのデザインが違っていました。

(左上:今回、右下:過去に検査に出した時のもの)

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ケース

作業報告書によると、メンテナンス後の精度は+2-4秒/日とのことです。

ORIENT Mako XL(その4)

さて、予定通りORIENT MAKO XLの風防を交換しました。

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まずは裏蓋を開けます

ORIENT 46943ムーブメント搭載です。21石の自動巻きです。手巻きはできません、秒針停止(ハック)機能もありません。

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ムーブメント

と、ここでリューズを外そうとしてもオシドリが見当たりません・・・。

インターネットで分解を見てもなかなか情報が見つからない。YouTubeの分解動画では、オシドリを押さずに無理やりリューズを引き抜いているものまであるし・・・。

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自動巻き機構を取ってみても・・・

自動巻き機構を外すと出てくるのかと思って、外してみても無い。ふとリューズを引き出すと、何かが出てきた・・・。

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こんなところにオシドリ

リューズを2段引き出すとオシドリが青色の丸の中に顔を出します。

ということで、ここを少し押すと、すんなり外れました。

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無事ムーブメントを取り外すことができました

少し前に導入したネジ式の風防圧入器でまずは平面のミネラルガラス風防を取り外します。

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風防外し

これがあれば非常に作業が楽ですね。

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無事外れました

先日購入したドーム風防とサイズが合っているか、なんとなく確認します。

厚みもちょうど良さそうですね。

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ドーム風防と合わせてサイズを確認

ということで、いざ圧入します。

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今度は圧入

最後まで入った感じが良くわからないのですが、しっかり圧入してもこれ以上奥に入らないので、大丈夫でしょう。

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綺麗にはまりました

ガラスが入っているように見えませんが、ちょうど良い感じで入りました。

均等に入っているか横からも確認して、問題ありません。

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横からも状態を確認

ムーブメントを入れて、リューズを戻して、裏蓋を締めれば完成です。

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元に戻す

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完成

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ダブルドーム風防

もう少しドームが緩くても良さそうですが、ちょうど良いカーブが、なかなか見つからないので仕方がありませんね。

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斜め方向から

少し高級感が出たような気もします・・・。