TIMEX IRONMAN 8LAPが久々に復刻されました。1996年の初代の8LAPを忠実に再現しています。
最近、この復刻のおかげで、以前書いたIRONMANの記事のアクセスが増えています。
この記事のIRONMANは、2013年11月15日に復刻された「IRONMAN 1986エディション」(T5H941-N)です。今回の復刻版の型番はTW5M54300です。T5H941-Nは、メンズクラブの読者650本限定のものもあって、裏に「MEN'S CLUB」とだけ大きく刻印されていました。あと、2006年に20周年で一度復刻されているみたいです。2013年の復刻版は2016年に廃番になりました。
2022年版は、初代のモデルを忠実に再現したとのことで、INDIGLOの文字がありません。
INDIGLOとは、1992年にTIMEXがIRONMANシリーズに採用した液晶の部分が全面的に光るバックライトの名称です。今もTIMEXのデジタル時計のほとんどに採用されています。CASIOが同様のELバックライトを出したのは1995年みたいです。
初代のIRONMANは、豆球の光が横から入るタイプのものでした。
右上のボタンの表記も「INDIGLO」から「LIGHT」に戻っています。ただ、実際の点灯はINDIGLOです。
元々、1986年にIRONMANの名前になる前の1984年にTRIATHLONの名前で、ほぼこの形の時計が発売されました。詳しいことはTIMEXのホームページを見てください。
この記事を見ると、今回の復刻のデザインは、ほぼ忠実に初代を再現しているようです。
INDIGLOになる前には、デジタル表示の周囲を囲むブルーのラインが白色になって、ベルトのデコボコした部分にアイアンマンのマークが3個付いた2013年版との中間的なデザインのものもありました。
アメリカ元大統領のビル・クリントン氏が、就任時の演説の際にアイアンマン8ラップを着けていたことは有名で、当時話題になりました。クリントン氏は、いくつかのアイアンマンを所有していて、インディグロ搭載のモデルで、エイブラハム・リンカーンの懐中時計やグローバー・クリーヴランドの眼鏡とともに、スミソニアン協会の国立アメリカ歴史博物館に永久展示されているとのことです。
ただ、スミソニアン博物館はクリントン氏が寄贈するより前の1990年に既にIRONMANをコレクションとして購入しているみたいです。こちらは現在展示されていないようです。
ちなみに、IRONMAN 8LAP ABUGARCIA Collaborationも購入したのですが、日付を合わせる際に少し違いがありました。
オリジナルカラーのものは、TIMEXの公式ページの取扱説明書にあるように、時刻合わせの跡に月、日、曜日を合わせるのですが、ABUGARCIA Collaborationは、日の後に、年の入力があり、曜日は勝手に合いました。オリジナルカラーのものは年を入力しないから「うるう年」は自動的に反映されないということでしょうか?
2013年の復刻版も年は入れられません。
これって、反転液晶だけ新しいモジュールということなのかもしれません。
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