※この記事はタイトルに反して42mmのマーフが主体です。38mmとの比較を見たい方は記事の最下部のリンクを見てください。
ハミルトンが、2019年に発売したカーキフィールドマーフの径を42mmから38mmに小さくしたモデルを発売しました。
僕は、2020年に42mmのマーフを購入しています。映画「インター・ステラー」の主人公のマーフ(マーフィー)が着用していたモデルを再現したものです。2019年に発売された、初回限定2,555個の限定ボックスが欲しかったのですが、気付いたときには売り切れていました。
確かに着けた時に大きいなと思いました。僕は手首が太いので、下の写真のような感じで違和感はありませんが、シンプルでクラシカルな3針時計としては大きすぎる感じは否めません。
ラグ幅も22mmあって、ブライトリングのナビタイマーのように太い革のストラップです。あっちはクロノグラフなので理解できます。
やはり、カーキフィールドという名前が付いているのであれば、最初から38mmで良かったのではないかと思います。どうして2019年の発売時は、42mmにしたのでしょうかね?
定価は42mmの132,000円に対して、38mmは124,300円となっていて、7,700円安くなっています。この円安でも42mmの値段は2019年の発売時から変わっていなかったみたいです。
38mmの裏もトランスパレントバック(スケルトン)になっていて、ムーブメントが見えますが、外径が38mmで窓のサイズは上の42mmと同じなので、径に対して窓が大きく開いているので、見た感じのバランスは良さそうです。
42mmと38mmでは、ケースも文字盤も忠実に縮尺を変えただけになっているので、デザイン的にはほぼ同じです。ケース径以外の大きな違いとして、42mmの秒針の上にあったモールス信号が、38mmにはないことです。
このモールス信号は、「Eureka」の文字を表したものです。Eureka(エウレカ)とは、何かを発明、発見したときに発する、喜びを表す言葉です。「分かった!」という感じでしょうか?
アルキメデスが、風呂に入った時に水があふれ出た(上昇した?)ときに、複雑な形状の体積を測る方法を思いついたときに"Eureka! Eureka!"と叫んだ話は有名ですよね。
で、38mmには、このモールス信号がありません。
映画に登場するモデルにも秒針の上にモールス信号は無いので、38mmの方が、忠実なのかもしれません。
映画の中では、父親のクーパーの持っている42mm径のカーキ・パイロット・デイ・デイトと横に並べているシーンがあるのですが、サイズがあまり変わらないので、映画で使用されたのは42mmということでしょうか?
あと、38mmはホームページ上でサファイアクリスタルに反射防止コーティングが付いていることが明示されています。42mmには記載がありません。ドーム型の風防では、元々それほど強く反射しないので、本当に反射防止コートが付いていないのかが分かりませんでした。角度を付けて見てもコートが付いている反射特性によって見えるブルーの色は見えませんでした。
※11月23日追記:42mmは、やはり反射防止コートはないみたいです。
同じ42mm径のノルケインのインディペンデンスと並べるとこんな感じです。
さすがに、今のところ、38mmを購入するつもりはありません。
※2023年1月20日追記
年明けすぐに2月からのハミルトンの値上げの情報を見て、38mmのマーフを買ってしまいました。
記事はこちら。
※2023年2月8日追加
※2024.09.19ブレスレットモデルと白文字盤が発売されました。