OptoEleMechの日記

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MINOLTA M-ROKKOR 90mm 1:4

オークションで、MINOLTA M-ROKKOR 90mm 1:4を安く購入できました。

このレンズは、ミノルタとライカが提携して「ライツミノルタCL」というレンジファインダーカメラを発売した際、ミノルタ版のライカMマウントレンズも一緒に発売されました。28mm F2.8、40mm F2、90mm F4の3種類があります。これがそのうちの一つ、90mmです。デザインはライカのレンズそのものです。

日本以外では、カメラ本体は「ライカCL」という名前で発売され、90mmのこのレンズは、「エルマーC 90mm F4」という名前で発売されていたようです。

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90mm

ここは、ライカ エルマーC 90mmではなく、ミノルタ M-ROKKOR 90mmの方が希少価値がありそうですね。

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M-ROKKOR

このミノルタのM-ROKKORの3種類のレンズは、良い状態のものがなかなかありません。特に28mmは設計上の問題があり、前玉が水玉のように結露した跡が取れなくなっているものが多いみたいです。この90mmもカビ等で状態の悪いものが多い中、この個体は少しのチリが入っているだけでした。非常に状態の良いものだと、かなり高値で取引されている中、こちらは1万円程度で購入できました。

カメラに取り付けるとデザインもばっちりです。

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バッチリ

とりあえず、家の中の雑多なところを撮ってみました。一応、フォーカスもファインダーと合っているようです。CL用のレンズは距離計を連動させるカムの移動がダブルヘリコイドではないため、カムが傾斜してします。というわけで、カメラ本体のコロの位置が上部中央に位置していないM型ライカは距離計がズレることが起こるそうです。

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家の中を撮影

望遠でもかなりコンパクトで、使いやすいレンズだと思います。