香港の時計メーカー、OVDがKickstarterで販売したTitanicX-Rebornは、TitanicXシリーズの3代目です。TitanicX、TitanicX IIときて、今回のRebornに進化しました。
時計のストーリーとしては、タイタニック号が沈没して海の中に長期間そのままになっていた船体のように、腐食して錆びついたような状態をデザインしたということみたいです。
名前が、TitanicXとXが付いているのは版権の問題でしょうか?
過去のTitanicXシリーズは、自動巻きのローターやケースの裏側だけが腐食したようにデザインされていましたが、今回のSHIPWRECKというタイプは、文字盤も腐食したようなデザインになっています。
ムーブメントは、初代からMIYOTA 8215、SII NH35Aと変化し、今回はSellita SW200-1
になりました。少しグレードアップしたようです。
このような時計ケースに入って来ました。
ちなみに、ODVのホームページはこちらです。
この時計の一番の特徴の文字盤はこんな感じです。写真だと分かりにくいのですが、錆びた模様に合わせて立体的に凹凸があります。実際に腐食しているわけではなく、凹凸のある板に印刷で錆を表現しています。
裏側はこんな感じで、ローターのみ錆が表現されています。
時計のケースはステンレスで、316Lとのことなので、表面処理によってブロンズが少し腐食したような雰囲気を出しているのかもしれません。
最近はブロンズ製のケースを使いながら育て、表面の変化を楽しむというのが良くありますが、文字盤は腐食しません。こちらは文字盤も含めて最初から腐食した雰囲気を楽しむというコンセプトです。外装より文字盤の方が腐食している状態です。