OVD Watch TitanicX-Rebornをもう少し詳しく紹介しようと思います。
文字盤側は腐食をした感じを強調するために凹凸があるのですが、写真では分かりにくいですね。ローターの腐食の表現はプリントだけです。
ブレスレットタイプを注文すると、調整用の工具が付いてきて、自分で調整する必要があります(もしくは時計屋に持っていて調整してもらうか)。
ということで、この工具を用いてコマを抜きました。かなり貧弱な作りで、作業中も工具のピンが折れないか不安な感じだったのですが、何とか抜き取り完了しました。
見た目はほとんど変わらないのですが、自分で以前から持っていたものの方が、作りは良さそうです。
あと、バックルの爪が固すぎて開くのが困難だったので、少し爪を調整しました。
着用すると下の写真のようになりますが、僕の18cmの手首周りでもこんな感じなので、手首が細い人だとかなり大きいと思います。
文字盤を拡大してみてみましょう。実際の凹凸とプリントでの表現の部分があるので、写真だと判別できません。
斜めから見ても分かりませんね。
更にマクロレンズで撮影してみました。プリントの粒子はなんとなくわかりますが、凹凸は色のグラデーションと見分けがつきにくいですね。実際に光にあてながら動かしてみると影の動き具合で凹凸が判断できます。この凹凸があることで、腐食している感じが増しています。
ローターの方はプリントだけで、立体の凹凸はありません。変色している感じがしますが金属が完全に腐食しているという感じは少なくなっています。
拡大するとプリントの粒子が見えます。
昔は、汎用のクオーツムーブメントを利用して、様々なデザインの外装のものを安く販売している会社がたくさんありましたが、自然淘汰的にそういうメーカーは無くなり、汎用の機械式ムーブメントを入れた、本格的な腕時計を外装もこだわりを持って作り、販売する小さなブランドが増えてきました。
ただ、そういう機械式時計のマイクロブランドも増え過ぎ感が出てきたので、残るのは中も外もしっかり作り込んでいる会社だけになるのではないかと思います。