OptoEleMechの日記

主に時計、電卓、カメラの話題

Canon PowerShot S100の修理

2011年に約5万円で購入したPowerShot S100は、PowerShot G7Xを購入後に妻に譲ったのですが、先日、レンズエラーで故障しました。

元々S100はレンズエラー問題があり、無償修理対象でした。自分の持っていたものも対象品だったので、一度修理しています。

cweb.canon.jp

その後、何年か前に、一度、同じくレンズエラーが発生し、有償修理で修理しました。

ここ数年、妻が頻繁に使用していたので、再度故障しましたが、10年前の機種なので、どうも修理は受け付けてくれなくなったようです。

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レンズエラー

撮影後にこれが発生すると、鏡筒が出た状態から戻らなくなってしまいます。

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鏡筒が出たままになってしまいます

ネットで色々調べると、シャッターユニットのフレキケーブルが断線することが原因のようです。幸いシャッターユニットがまだ入手できました。

AliExpressで、2週間ぐらい前に発注し、昨日届いたので、早速修理しました。

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ビニール袋に入っていました。

なぜか、剥がしたことが判明するシールが製造日のシールの上に貼ってありました。

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シャッターユニット

よく見るとシャッターの羽に折れている部分があります。雑な梱包で発送するからこんなことになるんですよね。まぁ、AliExpressでは、よくあることですが・・・。

現在のシャッターユニットから移植しないとダメそうですね。

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羽に折れが・・・

ということで、まずはカメラを分解。

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カバーの取り外し

バラバラにして、レンズユニットを取り出します。

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レンズユニット

CMOSセンサーのユニットを外して、シャッターユニットを取り出す必要があります。

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センサー側

カム環へユニットを戻すのが難しそうです。

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一番後ろは絞りユニット

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フレキを外します

なんとかシャッターユニットを取り出すことができました。初期状態で、マジックで目印をつけておいたのですが、もうこの時点で、少し回して外さないといけないので、どのように戻したらよいのかが分からなくなっています。

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新旧シャッターユニット(右:旧、左:新)

とりあえずシャッターの羽を移植して問題が無いようにしておきます。

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羽の交換

その後、何とか悪戦苦闘しながらレンズユニットを組み立てて、カメラ本体に取り付けました。

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ここまできました

カバーを取り付ける前に、電源が入るかどうかの確認をしてみます。

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テスト電源投入

エラーが出ることなく起動しました。

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完成

カバーを取り付けて、各種ボタンや機能が動作するかを確かめて、全て問題なかったので修理は完了です。

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