OptoEleMechの日記

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Hamilton Khaki Field Murph 38mm (ハミルトン カーキ フィールド マーフ)(その2)

アクセス解析を見ると、Hamilton Khaki Field Murph 38mmの記事がいつも上位に来ます。前回のHamilton Khaki Field Murph 38mmの記事で、42mmを持っているから「今のところ、38mmを購入するつもりはありません。」と最後に書きました。

しかし、年明けすぐに、2023年2月1日からハミルトンが値上げをすると発表されたので、それを見てすぐに購入していました。

ブログのアクセスは38mmのマーフの情報を求めてアクセスしていただいているのだと思います。せっかくアクセスしても、タイトルと違い、42mmしか写真がないのは申し訳ないので、38mmと42mmのサイズ感の違いをメインに紹介しておきます。

箱はいつも通りのハミルトンの汎用の箱です。他のメーカーでは、小さい箱にしているところもあるので、もうそろそろ、もう少し小さい箱にしても良いのかもしれません。

Hamiltonの通常の箱

外観

写真の外観は42mmと違いが分かりません。バランスよく縮小されています。

Hamilton Khaki Field Murph 38mm

ムーブメント

裏はトランスパレントバックになっています。ムーブメントは、自動巻きムーブメントH-10を搭載しています。パワーリザーブ(標準持続時間)は80時間です。

僕が購入した個体は、テンプ受けのところにハミルトンのHマークが入っていました。

38mm

下のリンクのハミルトンのカーキ フィールド マーフ38mmのページで、時計の裏が写っている写真には、このHマークが入っていません。

下の写真の42mmのマーフのH-10ムーブメントは、ホームページの写真と同じで、Hのマークが無くて、ベースプレートに大元のムーブメントメーカーのETAのマークが入っています。H-10はETA2824-2をベースに改造されたムーブメントなので、テンプまわりと、香箱(ゼンマイ)まわりが違うぐらいです。

いちおうハミルトン専用ムーブメントなので、ETAのマークが見えるのを嫌ったのでしょうかね?

TISSOTのPOWERMATIC 80もETA2824-2をベースに80時間のロングパワーリザーブにしたものなので、基本的にはH-10と似ていますが、全く同じではないようです。

POWERMATIC 80は、シンセティック・エスケープメント(人工合成素材の脱進機)を使用しているらしいのですが、シンセティック・エスケープメントというものがハッキリしません。ネットでは、プラスチック素材だと言われています。

ETA 2824-2、ハミルトンのH-10は25石で、TISSOTのPOWERMATIC 80は23石だから、プラスチックだという議論がなされています。実際のところはどうなんでしょうかね?

42mm

38mm 42mmの比較

38mmと42mmのマーフを並べてみました。雰囲気は同じです。42mmの秒針には前に書きましたが、モールス信号がありますが、38mmにはありません。この写真だとほとんど分かりません。

38mmと42mm

裏を見ると、ムーブメントは同じなので、ケースに対するトランスパレントのガラスのサイズが同じになっています。よって、少し雰囲気が違います。38mmの方がバランスが良いですね。

ストラップは少し違います。38mm径のラグ幅は20mmで、42mm径の方は22mmです。また、42mmのストラップはストラップの中間が膨らんでいます。38mmの方は全体的に丸みはありますが、明確な膨らみはありません。

38mmと42mm

着用写真

38mmと42mmの実着用での違いを見てください。僕の手首周りは18cmあるので、太い方です。42mmでも問題は無いのですが、このクラシカルな雰囲気だと小ぶりの方が良い気がしています。

38mm

42mm

しかし、42mmと比べると、4mmも小さいのですが、33mm径のKhaki 9415と比べると5mmも大きいので、昔の時計は小さかったなぁと、つくづく思います。

Murph 38mmと Khakiの33mmとの比較

こちらが前回の記事


※2023.02.12追記

2023年2月1日から

38mmの定価は、それまでの124,300円から、130,900円になりました。

42mmの定価は、132,000円から、141,900円になりました。

 

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