少し前に購入した「VINTAGE MILITARY WRISTWATCHES」が届きました。
この本は、HODINKEEで、「ヴィンテージウォッチ愛好家におすすめしたい、5冊の新刊」というタイトルの記事で紹介されていました。
翻訳前の元記事をアメリカのHODINKEEのウェブサイトで見た時に発注しました。
Classicwatch.comで購入できます。
目次はこのようになっています。国ごとに分けられていて、時計が紹介されています。
日本も入っています。
漢字の読み方と意味が一覧になっています。「佐世保」のところが「イ佐世保」となっていて、佐のニンベンが分かれてしまったのかもしれません。
日本のページは6ページしかありません。精工舎の天測時計などが載っています。
一番ページ数が多いのはやはりアメリカです。
これ、支給年が1975-1985となっていますが、1970年代にTIMEXが共有していたとは思えません。おそらくMIL-W-4637Bの支給されていた年なのかもしれません。ただ1983年に4637Cの規格が出ています。
TIMEXのディスポーザブルウォッチに関しては、下の記事でもふれていますが、1982年に少量だけ製造されただけです。
この本によると、推定製造本数は1,000本とのことです。MONO magazineのWebサイトでも紹介されています。
HODINKEEの記事によると、TIMEXのMIL-W-4637Bは1982年2月と3月の2か月間だけ製造され、廃棄指示があったためほとんど現存していないとのことです。
実際に政府に収められたかどうかさえ分からないそうです。おそらく政府との契約を得るためのものではないかとのことです。その後、TIMEXは軍用時計をルーツに持つモデルとして手巻きキャンパーを90年代まで販売し続けます。
この本には時計の写真と解説以外に、時計の資料も掲載されています。MIL規格のコピーも付いています。
なかなか貴重な資料だと思いますので、欲しい人は輸入してみてはいかがでしょうか?