OptoEleMechの日記

主に時計、電卓、カメラの話題

EURAILのデュアルタイム時計

10年以上前に、ヨーロッパ旅行をしたときにユーレイルパスを使ったのですが、その時にアンケートに答えたら、この時計が記念品として送られてきました。

机の上に置いてあったのですが、先日電池が切れてしまいました。

ノベルティ

ということで、電池交換しましょう。

裏に2本のネジがありますが、電池ボックスは真ん中のスタンドの裏にあります。

スタンドを上げると電池ボックスのネジが見えます。

電池を入れるところ

蓋を開けてみると、LR44が1つだけ入っていました。電池を入れる場所にCLOCK、LIGHT、LIGHTと記載があります。CLOCKのところだけ電池が入っていたので、以前電池交換した際に、ライトは使用しないから、その2か所には電池を入れなかったのだと思います。

LR44

とりあえず、またCLOCKのところだけ新しい電池を入れて時刻を合わせました。左側が日本の時刻で、右がDUAL TIMEで好きな時刻に設定できます。

僕は、仕事でやり取りするアメリカ西海岸のPST(太平洋時間)に設定しています。

復活

今ではユーレイルのロゴも新しくなってこのブルーのロゴではなくなりましたが、気に入っているので使い続けます。

スタンド

数年前に液晶の表示が変になったので、分解して確認したところ、液晶と基盤を繋いでいるフレキシブルケーブルが劣化して所々剥がれてしまっていました。

導電ペンと細い導線で修理してありますが、今のところ問題ありません。

 

 

第50回 世界の中古カメラ市

松屋銀座で、2024年2月16日(金)から2月21日(水)のスケジュールで、「第50回 世界の中古カメラ市」が開催されます。

そのイベントの案内ページを見ていたら、「現役大学生に聞いてみた! ぼく・わたしが、フィルムカメラに惹かれる理由。」という記事が載っていました。

全て読み終えましたが、なかなか興味深い内容でした。

大学生に、フィルムカメラの魅力を語ってもらうという企画ですが、完全に僕は対象の読者では無さそうです。フィルムカメラを全く知らないもっと若い人向けの記事なんでしょうね。なんだか微笑ましい内容でした。

「フィルムの方が、エモい雰囲気に仕上がる」とか、「確かに、フィルムカメラは「エモい」写真が撮れます。」というくだりは、もうどうやっても共感するのが難しくなってしまっている自分との感覚の違いに「そなんだ~」と、新しい気付きを楽しむことができました。

 

最近は、フィルムカメラ、アナログレコード、カセットテープ、機械式時計が、若者の間で流行っているという記事なんかをよく見ます。もうそろそろ、計算尺や手回し式計算機にもブームが来るのではないかと楽しみに待っています。

 

LIGHT LENS LAB M NOCTILUCENT 50mm f/1.2 ASPH.

LIGHT LENS LABから1966年に登場したLeica Noctilux M 50mm F1.2を再現したM NOCTILUCENT 50mm f/1.2 ASPH.が今年初めに焦点工房で販売を開始しました。中国の投資家の周さんの作ったものなので「周ノクチ」と呼ばれています。

僕は、本家Leicaが復刻したNoctilux M 50mm F1.2 ASPH.を持っていますが、 どこまで再現できているかを見たくて思い切って購入してみました。

今までも、LIGHT LENS LABのレンズは何本か購入して、その出来具合に満足していましたが、この2本を比較すれば、LIGHT LENS LABの実力が分かると思いました。

元々復刻版Noctiluxの限定100本のシルバーが欲しかったので、真鍮鏡筒のシルバークロームを予約して購入しました。本家復刻版シルバーの中古は1,000万円程で売買されています。

イカ復刻のブラックは、アルミボディにブラックアルマイトですが、LIGHT LENS LABでは、アルミボディ、ブラックアルマイト以外に、真鍮ボディ、ブラックペイントの選択肢もあります。

LIGHT LENS LAB M NOCTILUCENT 50mm f/1.2 ASPH. 

レンズキャップ、マウントキャップの両方とも金属です。

付属品として、レンズフードとNDフィルターが付いてきます。

フードとNDフィルター付き

NDフィルターはND4です。

ND

フードには、UVフィルターが内蔵されています。

フード

上の写真ではUVフィルターが分かりにくいので、裏から撮影したものも載せておきます。

UVフィルターつき

見た目は本家とそっくりです。

シルバー

横にLeica復刻版と並べて比較してみます。高さを合わせるためにマウント側のキャップを変えました。

比較

おそらく、LIGHT LENS LABの方が、オリジナルの形状に近いように思います。フードを取り付ける先端の鏡筒のストレート部の長さが違いますが、1966年のオリジナルも少し長めです。

フォーカスリングもほんのわずかにLIGHT LENS LABの方が、太くなっているのですがオリジナルに忠実な気がします。文字の字体もオリジナルに近いのはLIGHT LENS LABです。

そして、大きく違うのはレンズのコーティングの色味です。LIGHT LENS LABは、少し赤褐色っぽいコーティングで、一般的にはアンバー(琥珀)系のコーティングと呼ばれます。これもオリジナルに近づけているのだと思います。

コーティングの比較

コーティング

本家ライカの復刻は、レンズ構成はそのままで、コーティングを最新のものを使用したり、外観を少し現代的にアレンジしたりしたものです。

フード

一方、LIGHT LENS LABはオリジナルのNoctiluxを出来るだけ忠実に再現しようとしたものだと言えると思います。

装着

フードも装着

正面

真鍮製なのでかなりずっしりと重たいです。

早速いつもの自宅の玄関での撮影でテストしてみます。NoctilucentとNoctiluxを交互に掲載します。

Noctilucent F1.2

Noctilux F1.2

ほとんど同じ描画です。

次に少し離れて撮影してみます。

Noctilucent

Noctilux

ほぼ同じ雰囲気です。

一部を切り出してみます。フォーカスを目に合わせたつもりが、向かって右側の耳あたりに合っているようです。フォーカスガイドだと目のあたりに合っているように出ていたのですが、目のあたりだと黒と白のコントラストが強いのでピークが出ていたのかもしれません。

Noctilucent F1.2

Noctilux F1.2

焦点工房の説明では「光学的特性はオリジナルの個性を維持しつつ、わずかに性能を向上させ、より使いやすいレンズとして製品化しています。」とのことなので、オリジナルよりも性能を向上させているということだと思いますが、撮影時のフォーカスエイドを見ている限り、本家LeicaのNoctilluxの方が性能が少しだけ上のような気がします。

フォーカスリングを回してピークを確認しながら撮影したのですが、Noctilucentは、フォーカスリングを回してもピークが少し出にくい気がしました。つまり、MTFが少し低い感じです。Noctiluxの方が細かい模様に対してコントラストのピークが出やすい気がします。ただ、ほんのわずかな差です。

まとめ

LIGHT LENS LAB M NOCTILUCENT 50mm f/1.2 ASPH. は、本家Leica Noctilux M 50mm F1.2を非常に良く再現していると思われます。

Leica Noctiluxの雰囲気を味わいたい人にとっては良い選択肢だと思いますが、安くないので気合は必要です。

もう少し気軽に50mm F1.2を試してみたいのであれば、フォクトレンダーのNOKTON 50mm F1.2 Asphericalであれば、NOCTILUCENTの1/3の価格で入手できます。

NOKTON 50mm F1 Asphericalでさえ、NOCTILUCENTより安いので、素直にこのあたりを購入した方が幸せな気がします。

まぁ、完全に趣味の世界なので、好きなレンズを購入して楽しめばいいのですが・・・。

 

Nikon Z8のファームアップ

Nikon Z8の新しいファームウェアが発表されたので、早速更新しました。

SDカードに最新ファームウェアを入れる

Nikonの発表内容はこちらです。

ダウンロード先はこちら

Nikon | Download center | Z 8

 

現在のバージョンは1.01で、2023年8月23日の前回の更新のものです。一気にVer.2.00まで上がりました。

現在のバージョンの確認

変更後がVer.2.00であることを確認して、更新スタートします。

新しいファームウェア

数分待ちます。

バージョンアップ中

終了すると、下のような画面が出ます。放っておいても勝手に電源が切れて再起動します。

終了

ファームウェアが更新咲ていることを確認します。問題ないようです。

確認

今回の追加された機能のメインは、

です。追加された機能の説明書もアップロードされています。

Nikon | Download center | Z 8

 

このような機能追加は大歓迎です。長い期間、機能追加を行ってもらえると、メーカーとして信頼できます。

 

Rollei35用シャッターレリーズ

浅沼商会のRollei公式プロダクトから、「Rollei35用シャッターレリーズ」が発売されています。

Rollei

日本製です。

MADE IN JAPAN

いかにも往年のRolleiっぽい箱

パッケージは大きいのですが、中に入っているのはシャッターレリーズボタン1個です。

注意書き

側面には、Rolleiの文字と、上面にはロゴが印刷されています。

ロゴ

ボタンの上

側面の反対側にはGERMANYの文字が・・・。この製品自体は日本製ですが、Rolleiはドイツのブランドだということでしょうか。

GERMANY

カメラのピンバッジ

浅沼商会からカメラピンバッジが5種類発売されました。

一つはポラロイド風で、他は一眼レフカメラ風で、色違いが3種類です。僕はオーソドックスなカラーリングのものを購入しました。

ポラロイド風と一眼レフ風

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リコーは、「PENTAXファン感謝デーで大人気だったピンバッジを数量限定で販売
」ということで、PENTAXRICOHの有名な機種のピンバッジを販売しています。

PENTAXピンバッジ

RICOH GR III、PENTAX KP, SP, MXの4種類があります。

子供の頃にMXを使っていたので、懐かしくなって全種類買ってしまいました。

 

スイスの駅の時計とモンディーン ストップ・トゥ・ゴー(MONDAINE STOP2GO)

昨年末に行ったスイスのサン=ティミエの駅で、有名なホームの時計を動画で撮影してありました。

スイス連邦鉄道(SBB)の時計

St-Imier

 

1944年にハンス・ヒルフィカー(Hans Hilfiker)というスイスの技術者がスイス連邦鉄道のために設計したものです。正確な時刻を維持するために、マスターの時計からの信号を1分おきに受信し同期を取ります。

この動きが特徴的で、秒針は少し早く動いていて58秒で1周します。12時の位置で2秒間停止し、同期信号で分針が1分進むと同時に秒針がスタートします。

動画を貼り付けられないので、連続写真を載せます。

秒針が12時の位置に近づきます

12時位置で2秒停止します

分針が1分進みます。

秒針も動き出しています

秒針はスイープ運針で、ステップ状ではなく連続的に回ります。58秒で1周するので、秒針は少し進んでいる状態です。長針はステップ運針で、1分毎に動きます。

秒針を交流モーターで回しているので、昔の商用電源の周波数のバラつきの許容値内でも秒針が間に合うように2秒の停止が設定されていたようです。つまり、商用電源の周波数が許容値ギリギリで遅い場合は2秒の停止はほとんどなく、ほぼ1分で1周することになります。現在の商用電源の周波数はかなり正確ですから、どの駅で見ても2秒ぐらいの停止になっています。

駅の時計は、スイスのモバタイム(Mobatime)が製造しているようですが、1986年からモンディーン(MONDAINE)が許可を得て同じデザインの時計を個人向けに販売しています。

そして、この鉄道時計の動きを再現した時計が、モンディーン ストップ・トゥ・ゴー(MONDAINE STOP2GO)です。

MONDAINE STOP2GO

ただ、秒針はスイープ運針ではなく、6振動の機械式時計のように1秒間を3分割で細かく動きます。

この独特な動きを実現するために、各針は機械的に連動していません。側面のプッシュボタンで、針のゼロ位置を設定し電気的に連動させます。

プッシュボタン

クオーツ式のクロノグラフの電池が切れた時も、クロノグラフ針のゼロ位置を調整する必要があるのと似ています。

壁掛け時計もあって、駅の時計とそっくりですが、そちらはストップ・トゥ・ゴーの動きをしないようです。ウォールクロックこそ、頑張って再現させてほしいと思います。

 

腕時計のモデルもデザインは似ていてもストップ・トゥ・ゴーの動きではないものもあるので、注意してください。また、STOP2GOには41mmサイズと、34mmサイズがあります。ストラップはグレープビーガンレザーバンドという廃棄される葡萄の皮を再利用してつくられたものです。

 

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