OptoEleMechの日記

主に時計、電卓、カメラの話題

HAMILTON KHAKI AVIATION PIONEER MECHANICAL CHRONO

ハミルトンが、KHAKI AVIATION PIONEER MECHANICAL CHRONOの新しいモデルを発売しました。モデル番号はH76409530です。

これは、6BBクロノグラフの復刻デザインですね。

英国空軍に納入されていたロイヤル エアフォース クロノグラフ 6BB/924-3306がベースになっていると思われます。

HAMILTONホームページより

夜光塗料は、焼けたようなビンテージスタイルに仕上げたようです。日本ではまだ発売になっていないようですが、本家のページで確認できます。CHF 1,995.00なので、日本円では26万円程度です。

※2022.05.07追記: 265,100円で、5月発売とのことです。

www.hamiltonwatch.com

ムーブメントはH-51-SIで、パワーリザーブは60時間です。シリコン製のヒゲゼンマイを搭載しているようです。自動巻きではなく、手巻き式で、日付表示もありません。ケース径は40mmです。厚みの記載が無いのですが、どこまで薄く出来ているのかが不明です。

※2022.05.07追記:ケース厚は14.35mmのようです(少し厚い!)

元の6BBのムーブメントはValjoux7733で、ケース径は38mm程度なので、頑張ってサイズも一緒にして欲したかったところです。

当時のものは、Tマークや、ブロードアローが文字盤に入っていましたが、これは入れられないでしょうね。

 

6BBは、ハミルトン(Hamilton)、CWC、ニューマーク(Newmark)、プレシスタ(Precista)の4社が同じモデルを製作していて、Fab Fourと呼ばれています。80年代初頭まで供給されていたようですが、その後、セイコーのクォーツクロノグラフに代わりました。

 

日本では、まだH76456435のKHAKI PILOT PIONEER AUTO CHRONOが公式ホームページでは販売されています。こちらは、名前通り自動巻きで日付付きです。ムーブメントはH-31で、パワーリザーブ60時間。ケース径は41mmです。新しいモデルは1mm径を小さくしたみたいです。

定価¥203,500なので、本国の値段から予想すると、新しいモデルは手巻きで日付なしでも、もっと高くなりそうですね。

HAMILTONホームページより

www.hamiltonwatch.com

新しく発売されたH76409530は、文字盤のデザインも旧ロゴを用いて、6BBを忠実に再現していて、なかなか良さそうです。

 

※2022.05.07追記:スウォッチグループの最新情報に出ていました。

swatchgroup.jp

ORIENT KING DIVER

このブログで、なぜか定期的にアクセス数が上昇するのが、ORIENT MAKO XLの記事です。Mako XLは、人気があるみたいですね。ただ、Amazonを見ると、いつの間にか49,800円とかで売られています。以前は15,000円ぐらいで販売されていたこともありましたが、生産終了したのでしょうか?

さて、ORIENTは、よく安売りされることがあるのですが、KING DIVERも投げ売りされていたことがあります。これは、12,000円程度で購入した記憶があります。

King Diver

購入して、そのままになっていたので、いつでも着けられるようにブレスレットの長さを調整しておきました。

サイズ調整

2コマ外しました。なかなか格好良いですね。僕は、ジャガールクルトのポラリス・マリナー・メモボックスが欲しいのですが、アラームなしのマリナー・デイトに似ています。ベゼル回転用のリューズが付いていて、雰囲気は似ています。値段は1/100です。

正面

針の形がレトロで良いですね。

サイド

この、オリエント70周年記念の限定品ですが、1,000本でも売れ残ってしまうのは、非常に残念です。ロレックスのデイトナは、おそらく年間2万本程度販売されていると思われますが、入手ができません。

King Diverは、限定1,000本でも売れ残って、たたき売りされてしまいます。デイトナの1/100程度まで下げても、瞬時に売り切れることもなく入手できてしまうのは、少し考えさせられます。

今でも、カレンダーを英語にしたモデルが、1,500本限定で25,000円程度で販売されています。カレンダーが日本語の1,000本限定品もまだAmazonで販売されています。ただ、現在は4万円ほどしています。

売れ残っていても、次々限定品と称して、少しだけ違うものを発売するようなことは、あまりやらない方が良いと思いますが、何とかして売らないといけないのでしょうね。

 

日本語カレンダー

[商品価格に関しましては、リンクが作成された時点と現時点で情報が変更されている場合がございます。]

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英語カレンダー

 

 

TIMEX The Waterbury (TW2R88800VQ)

TIMEXのWaterburyシリーズはデザインが好みのものが多いのですが、こちらのTW2R88800VQは、スモールセコンドのミリタリー調で、王道のデザインです。

TIMEX TW2R88800VQ

日本の公式サイトでは販売されなかったと思います。今でも楽天Amazonで販売されているようですが、2万円前後の価格で販売されていることが多いようです。

海外のWalmartの通販では$66.08で販売されているので、日本国内で1万円前後ぐらいで購入できるのであれば、輸入する手間と今の円安を考えると打倒かなと思います。

王道デザイン

デザインは申し分ないと思います。今、この写真を見てINDIGLOの文字があることに気付きました。確かにリューズを強く押すと文字盤全体が緑色に光ります。ただ黒色の文字盤なので、あまり光を通さなくて明るくは光りません。

リューズにはTX

リューズに、TXの文字が刻印されています。TIMEXの意味でしょうか?

着用

40mm径です。もう少し小ぶりの方が、昔のミリタリーウォッチっぽくて良いのかもしれません。裏にはThe Waterburyの刻印。

ラベルによると、ムーブメントはフィリピン製で、ストラップは中国製のようです。

フィリピン製ムーブメント

ただ、ストラップの裏の刻印は、靴で有名なRED WINGの子会社のS.B.Foot Tanning Co.となっています。会社はアメリカですが、中国製なんですよね。ややこしい・・・。

ベルトの刻印

ベルトの反対側は、The Waterburyの刻印。

TIMEXは、1954年に「ウォーターベリー・クロック・カンパニー」という社名で、アメリコネチカット州のウォーターベリーに創業していて、最近は原点回帰ということで、少しクラシックなデザインのウォーターベリーシリーズに力を入れています。

反対側

AMERICAN DOCUMENTSという、アメリカ製のモデルも好きです。Giorgio Galli S1も良いデザインだと思います。アメリカの時計会社として、頑張ってほしいですね。

FUTURE FUNK (FF201-SV-MT)

僕は、アナログ時計もデジタル時計も、どちらも好きです。

FUTURE FUNKは、ローラー式のデジタルウォッチで有名ですが、LEDのデジタルウォッチも販売しています。70年代風のデザインに仕上げてあります。

www.futurefunk-watch.com

懐かしい感じのデザインです。

FF201-SV-MV

普段は消灯していて、時刻が分かりません。ボタンを押すと5秒間だけ時刻を表示します。

消灯

結構明るく表示されるので、見やすいと思います。ただ、秒も表示されるのですが、分との間が少し近くて、分と連続して見えてしまいます。時間と分の間は:が点滅します。写真は消えたタイミングだったみたいです。

装着

下のボタンを押すと、日付を表示させることができます。

日付表示

12時間表示に設定を変えると、午後の場合は左に赤いドットが表示されます。7セグメントの数字表示の一部を利用しているようです。

12時間表示

説明書を見ると気になる記載が・・・、「誤差:月差±90秒」!

通常、クォーツだと月差15から20秒程度だと思いますが、なぜか90秒という記載があります。どうしてなのでしょうかね。

説明書

HAMILTONのPSRと並べてみます。やはり、FUTURE FUNKは、分と秒の表示との間がもう少し広い方が見やすいと思います。

PSR

PSRは、ボタンを押すと秒が表示されます。

日付表示も無いので、潔いですね。PSRは、ボタンを押さなくても常に時刻は表示されています。液晶と有機ELの2重構成になっているので、ボタンを押すと有機ELの明るい表示が出ます。

PSRの普段の表示

FUTURE FUNKはボタンを押さないと表示されないのですが、これも70年代当時と同様の仕様なので、まぁ、それも有りかなと思いますが、やはり不便です。

オメガ新作発表会

今日は、銀座のニコラス・G・ハイエックセンターの14Fで実施されているオメガの新作発表会に行ってきました。

ニコラス・G・ハイエックセンター

銀座には何度も足を運んでいましたが、ニコラス・G・ハイエックセンターに入るのは実は初めてです。

今回の目的はULTRA DEEPを見ることです。早速展示してありました。

ULTRA DEEP

なかなか格好良いですね。ずっしりと重たく、厚みもあって、迫力があります。

試着させてもらいました

厚みは18mmあります。

18mmの厚み

ただ、意外と大きい感じはしません。

横から

チタンモデルの方が値段は高いのですが、デザインの影響でしょうか、ステンレスモデルより安そうに見えます。

チタンモデル

チタンモデルは、NATOタイプのベルトしか取り付けることができません。ラグ部はこのように一体になっていて、バネ棒がありません。

ベルトに制限があります

スピードマスターのムーンフェイズクロノグラフが3種類揃っていました。

プラチナ

インデックスは、それぞれ、エメラルド、ダイアモンド、ルビーです。プラチナなので、ずっしり重量があります。

重たいです

あと、見た目は控えめですが、カノープスゴールド製のスピードマスターもありました。

18Kカノープスゴールド

スピードマスター'57もありました。

スピードマスター '57

今年の新作のCK 859は、シンプルでなかなか良い感じがします。

CK859

ただ、価格が825,000円もします。クロノグラフのスピードマスタープロフェッショナルと値段がほぼ同じなのは、少し考えさせられますね。

KELTON

フランスの時計ブランドの「Kelton」が日本で発売されました。

元々、TIMEXがヨーロッパに進出するために使ったブランド名だったそうですが、1980年代にフランスの工場を閉鎖し、2001年にはTIMEXからも分離され、2016年にブランド名が別の会社が復活させたみたいです。

今回がフランス国外への初進出だそうです。TIMEX Camperの手巻きモデルが当時Keltonブランド名で発売されていたものを、日本だけの特別仕様として今回復刻したようです。クオーツではなく、ちゃんと手巻きです。

こちらがKELTON版、Camperです。

KELTON

外箱はこのような感じです。

外箱

更に缶ケースに入っています。

缶ケース

そのまんまTIMEX Camperです。

プラスチックの一体型のケースで、手巻き仕様です。

キャンパーそのものです

裏は刻印ではなく、印刷なので、少し残念ですね。本物を見たことはありませんが、TIMEXと同じだったら、刻印になっていたのではないでしょうか?

本家TIMEXが手巻きキャンパーを完全復刻できなかったので、KELTONで実現させたのでしょうかね?

prtimes.jp

 

www.neuve-a.net

スペシャルエキシビション「ロイヤル オーク 時を刻んだ50年」

東京ミッドタウンの「21_21 DESIGN SIGHTギャラリー3」で開催されている、オーデマピゲのロイヤルオーク誕生50周年を記念したイベント「ロイヤル オーク 時を刻んだ50年」を見に行きました。

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21_21 DESIGN SIGHT

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ロイヤル オーク 時を刻んだ50年

展示自体は非常にコンパクトです。

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ロイヤルオーク

ただ、この展示の醍醐味は、ベゼルの仕上げ加工体験です。ホームページの説明では、『「ロイヤル オーク」の時計作りを見学できるコーナーを設置。「ロイヤル オーク」の象徴でもある八角形ベゼルの精密な磨きや組み立てを見学する貴重な機会になるはずだ。』と記載されているのですが、体験させてもらえました。

APのロゴ入りの白衣を着て、ロイヤルオークの八角形のベゼルの形をした、真鍮のパーツを裏側にペラルージュ加工を施し、そのあと表側にヘアライン加工をします。

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ペラルージュ加工

#320のサンドペーパーの上で、真っすぐに引きます。

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ヘアライン加工

加工したものは、紐を付けてペンダントにして貰うことができました。

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ペンダント

裏はペラルージュ加工

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表はヘアライン加工です。

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このパーツ、1200個ぐらい発注したらしいのですが、会期が長いので、足りなくなると、持って帰ることができなくなると思うということを言っていました。

なので、ホームページの説明では、「見学できるコーナー」となっているのでしょうね。

もし、実際に体験して、持ち帰りたい人は、早めに予約して行くのが良いのではないかと思います。

アクリルケースの中に入っている50周年記念モデルのジャンボエクストラシンを実施に触って試着することが出来ます。

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50周年記念モデル

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50周年記念のローター

盗難防止のワイヤーが長いので、アクリルケースの外まで出しても構いませんとのことでした。

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実際に着けても構いません

見るだけではなく、体験もできるので、楽しいイベントでした。

 

borninlebrassus.audemarspiguet.com