先日、雑誌Mono Masterの記事の中で、ハミルトンのイントラマチックが紹介されているということを書きました。
その2週間後ぐらいに、ハミルトンはイントラマティックの手巻きを発表しました。
こちらが、手巻き式の「イントラマティック クロノグラフH」の白文字盤の写真です。
そして、こちらは以前から販売されていた自動巻きの「イントラマティック オート クロノ」です。
手巻き式は日付表示がなく、リューズのローレットが粗くなっています。粗い方が巻きやすいのでしょうかね?
手巻き式のムーブメントは、H-51でパワーリザーブは60時間です。自動巻き式はH-31でパワーリザーブは同じく60時間となっていますので、基本的にはH-31の自動巻きローターとカレンダー機構を省いたものがH-51ということなのでしょう。
あとの大きな違いは、風防が、ボックス型のサファイアクリスタルに変更になっていて、タキメーターの目盛りが見にくくならないように内側に移動したのだと思います。
このボックス型の風防になることによって、更にクラシカルな印象となっています。
HODINKEEの本家のサイトのコメントを読んでいたら、径が40mmあることと、厚みがあり過ぎることが評価を落としているようです。
手巻き式の厚みは14.35mmで、自動巻きは14.45mmということで、ほとんど変わりません。手巻き式のイントラマティック クロノグラフHの定価は税込276,100円です。
似たような時計で僕が気になっているものとして、ブライトリングのトップタイム デウス リミテッドエディションがあります。こちらは税込594,000円なので、倍以上の価格となっています。直径41mm、厚さ14.2mm、キャリバーBreitling23(パワーリザーブ48時間)です。ムーブメントはどちらもETA7750(7753)から派生したモデルですので、ハミルトンはパワーリザーブを60時間まで伸ばしていて、振動数はBreitling23もH-51も28,800振動/時みたいなので、コストパフォーマンスは非常に良いと思います。