巷で話題のLEICA SOFORT2ですが、発表と同時に予約してあったので、先週10日(金)の発売日に入手してありました。
市場では品薄状態で、入荷待ちのようです。ただ、急いで買わなくてもすぐに入手できるようになると思います。
中身は、富士フィルムのinstax mini Evoそのものです。
ですので、裏には「DESIGNED BY LEICA CAMERA GERMANY」と書いてありますが、ドイツ製ではありません。そして日本製でもなく、中国製です。
今時、作りに問題が無ければ、どこの国製でも構わないと思います。
富士フィルムの”チェキ” INSTAX mini Evoは、28,600円ですが、Leica SOFORT2は、59,400円です。2倍以上します。
違いと言えば、SOFORTにはLeicaのロゴ入りのレンズキャップが付属しています。しかしトップのアクセサリーシューが無くなっています。
元々、 INSTAX mini Evoは、ブラックが2021年12月3日発売だったのですが、その時は、充電端子は マイクロ USB Micro-Bでした。2023年6月29日にブラウンが出たのと同時にUSB Type-Cに変わりました。SOFOTR2も当然USB Type-Cです。
ということで、カメラとしての機能を楽しむだけなのであれば、INSTAX mini Evoを買うのが正解ですね。出来ることは同じです。
これを持っているからといって自慢できるわけでもないので、ただデザインを含めてライカが好きな人、もしくはライカのブランドロゴが入ったカメラを所有することに憧れていた人が買えばいいのだと思います。
初代との比較
僕は、初代のSOFORTも持っていますが、こちらはレンズから直接フィルムに写真を焼き付けるタイプです。今回のSOFORT2は、下の写真のようにフィルム面にレンズが見えていません。
下の写真のようにフィルムを排出するところに導光板のようなものが見えます。おそらく、フィルムを排出しながら、ちょうどラインスキャナの逆のように映像を次々とラインデータとして出力して露光しているのではないでしょうか。
デジカメとしても使えて、更にチェキフィルムにプリントも出来るということで、ハイブリッドタイプというみたいです。
撮影準備
まずは、充電が必要です。
SOFORTには簡易マニュアルしか付属していません。ライカのホームページでマニュアルをダウンロードしようと思ったのですが、昨日までは、まだ準備されていませんでした。
僕は、INSTAX mini Evoのマニュアルを富士フィルムのホームページからダウンロードして使い方を確認しましたが、今はライカのホームページに正式な説明書がアップロードされています。
充電中はセルフタイマーランプが点灯、充電完了で消灯するみたいです。充電エラーのときはランプが点滅します。
携帯とペアリング
起動して、設定をすると携帯アプリと連動する設定ができます。この時に使用するアプリは富士フィルムのinstaxアプリではなく、LeicaのPhotosです。ちゃんと他のLeicaのカメラと同じソフトが使えるのは良いと思います。
液晶保護フィルム
液晶保護フィルムを貼ろうと思って、INSTAX mini Evo用の液晶保護フィルムを買いそうになったのですが、SOFORT2はボタンの部分まで一体のウィンドウになっています。
そこで、フリーカットのフィルムを買って、自作してみようと思いました。
採寸して、CADに入力して、印刷してアートナイフと円カッターを使ってカットしました。
フィルムを貼ると位置はピッタリでした。
パッと見たところは問題なさそうに見えますが、ボタンの周りが浮いてしまっています。
カッターナイフで切るとエッジが盛り上がって、貼り付けた時にフィルムを持ち上げてしまうようです。
カットする方法をもう少し研究して、残っているフィルムで再挑戦してみようと思います。
実写
フィルムを入れていなくても普通のデジカメのように撮影できます。ただ、アプリではフィルムにプリントしたものしか表示されません。
これは、micro SDカードに保存されたものを取り込んだものです。SDカードが無くても本体の内蔵メモリーには45枚保存できます。ただ、本体のUSB端子は充電専用で、データ転送には対応していません。アプリにはプリントしないと表示されないので、プリントせずに画像を取り出すにはmicro SDカードを使用しなければいけません。
幸い、内蔵メモリーからSDカードヘファイルを転送することは可能です。
露出は明るめなので、かなり露出補正をマイナスにしています。
デジカメとしては、携帯のインナーカメラ程度の画質です。1/5型CMOSセンサーで、極小のレンズが付いています。
SDカードには、jpegの他に撮影時のエフェクト等の情報が記載されたCSVファイルも一緒に保存されています。フィルム撮影したかどうかは、本体のプリント履歴に50枚まで記録されるようですので、ファイルを操作してプリント履歴を変えることはできないようです。
ただ、YouTubeに空のフィルムカートリッジを使用して、実際にプリントせずにプリント済みに本体を騙す方法が紹介されていました。
チェキフィルムが入手しにくい状況になっていて、本体は持っていても、フィルムは購入できないという事態が生じているようです。