腕時計が一般的にまだ普及していなかった頃に用いられていたのは、懐中時計でした。NAVIGATIONAL WATCHのバリエーションは、3種類あって、types-A-13、AN5740、AN5740-1です。
刻印
PART NO. AN5740
MFR'S PART NO. 4992B
SERIAL NO. AF-42-9008
CONTRACT NO. W535ac-28072
HAMILTON WATCH CO.
「MILITARY TIMEPIECES」によると、AN5740-1は、24時間の文字盤は1から24の数字になっていると書いてあるので、これはAN5740-1なのでしょうか?
5740は0から23の記載になっているとのことです。このAN5740のANは、ARMY(陸軍)とNAVY(海軍)のどちらでも使用されていたからみたいです。
色々なサイトを見ていたら、GCTは、Greenwich Civil Timeの略だそうです。1952年にGMT(Greenwich Mean Time)に置き換わっていったという記載が多く見られます。
短針が24時間計なので、慣れないとパッと見たときに反射的に時間を読み間違います。
まぁ、腕時計でも、GLYCINEのAIRMANのような24時間表示も見間違いますが、僕の持っている復刻版GL0158は更にややこしくなっています。
矢印の短針は通常の時刻表示をしていて、GMT針は24時間表示なのです。つまり下の写真は7時11分を示しています。GMT針も同じ時刻を表示させているので、午前7時です。
回転ベゼルを利用すると3か国表示ができるというものです。短針が指している数字が24時間表示なので、普通に時刻を読むのが難しくなってしまっています・・・。ベゼルが回転して2か国表示できるので、GMTではない24時間表示のGL0159の方が分かりやすかったなぁと、今となっては思っています。
GLYCINE AIRMANは正式なミリタリーウォッチではありませんが、ベトナム戦争でパイロットが好んで使用していたことから、よく紹介されます。
GMTの時計って結構好きなんですよね。海外出張とかでは非常に役立ちます。