何気なくWebを見ていたら、SEIKOが6月10日に発売する、PRESAGE SARY209の写真が目に留まりました。
今日まで、知らなかったのですが、いつの間にかPRESAGEのシリーズとして、Style60'sというのができていたようです。
昨年の6月10日にSARY193というモデルがStyle60'sシリーズとして発売され、その流れを汲んだデザインで、今回のSARY209が発売されるみたいですね。
元々は、僕が持っているクラウンクロノグラフの復刻デザインのPRESAGE SARX069の文字盤デザインをずっと使っている感じでしょうか?
この、SARX069ですが、1964個の限定でしたが、なぜかAmazonのマーケットプレースで少しだけプレ値がついていますが、1個残っています。
ただ、SARX069は、定価が税込91,300円でしたが、SARY193は、定価が税込60,500円と3万円も安くなっていますし、更に30%引きぐらいで販売されています。
並行輸入品の型番はSRPG03J1みたいです。
個人的なデザインの好みとしては、自分が持っているSARX069の方です。値段の差に関しては、ベゼルの違いと、ムーブメントの違いがあります。ムーブメントは、SARX069は6R35で、SARY193は4R35です。
どちらのムーブメントも、21600振動/hですが、パワーリザーブが、6R35は70時間(精度保証:-15~+25秒)で、4R35は、41時間(精度保証-35~+45秒)です。
そして、来月発売されるSARY209は、定価が税込74,800円で、ムーブメントは4R57です。パワーリザーブ、保証精度は4R35と同じです。
ただ、発売前からAmazonでは割引販売されています。
資料によると。「Style60's初採用となるCal.4R57を採用。サブダイヤルを6時位置に配置することで、ビンテージウオッチ特有のスタイルを実現。」とのことです。この4R57は、今まで、カクテルタイムのシリーズ等で良く使われてきたムーブメントのようです。
この中の、SARY131等、4本に使用されています。このカクテルタイムシリーズは一時期すごく人気がありました。
SARY209の説明の「サブダイヤルを6時位置に配置することで、ビンテージウオッチ特有のスタイルを実現。」って、明らかにデザインでカレンダー部をスモールセコンドのように見せているように思います。日付の数字を5単位で入れてあって、カレンダーらしくありません。
最初に見た時、スモールセコンドのムーブメントを作ったんだと思ってしまいました。でも、センターセコンドがあって混乱しました。更によく見ると、短い黒い針もあるから、GMTなんだと思ったら、こちらはパワーリザーブ表示でした。
このパワーリザーブ表示は、分かりにくいですね。エンプティ側のラインは55分の位置までありますが、実際には5分の横にEの表示があります。そもそもセンターから針で表示するのは、時針と間違いやすい気がするので、このムーブメントのレイアウトは好きではありません。
「サブダイヤルを6時位置に配置することで、ビンテージウオッチ特有のスタイル」というのは、例えば、良く売れているKhaki Pilot Pioneer(H76719530)のようなデザインのことを言っているのでしょうが、時計本来の機能を無視して、デザインを優先しすぎるのは、いかがなものかと感じてしまいます。