OptoEleMechの日記

主に時計、電卓、カメラの話題

BULOVA ACCUTRON Spaceview 214の修理 7

予定通り、BULOVA ACCUTRONの修理を実施しました。前回は、部品が届いたところまででした。ただ、今回は秘密兵器を入手したので、まずはそのメンテナンスから。

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BULOVA No.300

BULOVA UNIVERSAL MOVEMENT HOLDER NO.300です。音叉時計やクオーツムーブメントの修理に便利なホルダーです。音叉ムーブメントの214は裏蓋を付けないと通電できないので、これがないとムーブメントだけで動作確認が難しいのです。

箱付きの新品はなかなか出てこないのですが、今回、eBayで70ドルほどで落札できました。ただし、サビサビなので、メンテが必要です。

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eBayで70ドルでした

錆を落として、オイルをさし、接点復活スプレーをかけておきます。

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接点復活剤

で、きれいになりました。

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メンテ後

今回は、インデックス歯車を交換するので、完全分解の必要があります。

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一番左がインデックス歯車

傷が入っているインデックス歯車を取り出し、顕微鏡で観察します。写真の一番上に傷が入って、歯車が削れています。

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傷が入ったインデックス歯車

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拡大

拡大すると、深く削れているところがあって、その横も歯車がありません。
新しい歯車をケースから取り出しました。ケースには軸を受ける穴があけてあり、輸送中に歯が当たらないように工夫されています。

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新しい歯車

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新しいインデックス歯車

新しい歯車は問題なさそうです。

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組付け後

ここで、動作を確認します。

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ホルダーに装着

顕微鏡で見ると快調に動いています。動画をアップしようと思ったのですが、Hatena Blogは、直接アップロードできないのですね。

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ケースに組み込んで完成

と、ここまでは良かったのですが、しばらく動かしていると、なんだか時間の進みが早いような・・・。

音叉の調整部分で直すような進み方ではなく、結構進むので、おそらくインデックスを2個一気に送ったりしているのだと思われます。前回、何とか回るようにルビーを強く当たるように調整していたので、今度は勢いが良くなり過ぎて、歯を2枚送ってしまう現象が場所によって起こっているような気がします。

ということで、来週末に説明書通りに隙間等を再調整して、完璧にします。