子供の頃、キングジム(KING JIM)のテプラが初内される前は、DYMOのテープライターが良く利用されていました。僕の家にもDYMOのテープライターがありました。おそらく、実家に行けばまだあると思います。
持ち物に名前を刻印したテープを貼ったり、小物入れのケースに分類名を表示するのにも使っていました。
最近、レトロブームで少しだけ流行っているようです。前から一つ欲しいと思っていたので、購入しました。
「ダイモ テープライター キューティコン DM2008」というモデルです。
純正のテープ4個セットのものも一緒に購入しました。Amazonでは、互換のテープが沢山あって、純正品を探し出すのが大変です。互換品の場合、厚みが少し違っていたりして、たまにテープ送りが上手くいかないことが起こったりするみたいなので、純正にこだわりました。
テープの内側にDYMOのロゴがあります。
本体には、黒いテープがセットされた状態になっていて、「DYMO」と刻印された状態でケースに入っていました。
とりあえず試しに刻印してみます。
試す文字と言えば、これでしょう。ブライアン・カーニハンとデニス・リッチーによる著書「プログラミング言語C」(1978年)で紹介された文字列を標準出力に出力するサンプルプログラムに用いられた「hello, world」というフレーズです。
「,」が無くて、大文字しか打てないので、「HELLO WOLRD」にしか出来ません。
とりあえず、テスト刻印は出来たので、早速何かに使用してみます。
自作のシャッターテスターには、何も記載していなかったので、レトロな感じになるようにテープライターでラベルを作ってみました。
昔の業務用の装置なんかは、生産数が少ないので、スイッチの横にDYMOで「ON」とか「OFF」とか貼ってありました。
刻印してみると、特に「E」の位置が下の方にズレて、文字が上下に踊っています。昔、使っていたイメージだともっと揃っていたような気がします。
もしかしたら、テープを縦に送るタイプではなく、横送りの「DM1880」だったら縦の位置が揃うのかもしれません。縦送りタイプだとダイヤルの下の文字は実際は横向きになっていて、文字を変える際にダイヤルを回して止まる位置が少しズレると文字の高さ方向にズレが生じます。
テープを横に送るタイプだと、文字の間隔がずれやすくなるのかもしれませんが、元々テープ送りの誤差もあるので、縦がズレるより見た目が良いかもしれません。
この「DM1880」には、小文字や筆記体の文字盤にも交換できます。ただし「,」は無さそうです。
韓国のメーカーのpencoは、昔のDYMOのデザインに近いものを売っています。僕の実家にあるものもこの形の「DYMO mini」です。缶のケースに入っていたので、「DYMO MINI CAN」というシリーズでした。おそらく1970年代後半ぐらいに購入したものだと思います。