OptoEleMechの日記

主に時計、電卓、カメラの話題

レンズ撮り比べ

今日は、久々に天気の良い週末だったので、Leicaで35mmレンズの撮り比べをしてみました。

35mmレンズ

現在、ライカ用の35mmレンズで持っているものは

 

  • Leica Summicron-M 1:2/35 ASPH.
  • LIGHT LENS LAB M 35mm f/2
  • 7Artisans 35mm F5.6

 

の3つです。

クレマチスを撮影して比較してみます。f2とf5.6で撮影しましたが、7Artisansはf5.6固定なので、当然f2の写真はありません。

まずは、SUMMICRON-M f2

Summicron-M f2

そして、f5.6

Summicron-Mf5.6

次にLIGHT LENS LAB

LIGHT LENS LAB M 35mm f2

LIGHT LENS LAB M 35mmf5.6

そして、7Artisans

7Artisans 35mmf5.6

フォーカスが合っている部分では、それほど大きな違いは見られませんでした。

後ろのパラソルの部分がかなり違うので、そこだけ切り出してみました。

SUMMICRONとLIGHT LENS LABのf2同志を比べると、SUMMICRONのボケ方が滑らかで、LIGHT LENS LABはオールドレンズの特徴的な、少し2線ボケっぽいボケ方です。

Summicron-M f2

LIGHT LENS LAB M 35mm f2

次にf5.6での比較をしてみます。

SUMMICRON f5.6

LIGHT LENS LAB f5.6

7Artisans f5.6

やはり、SUMMICRONが一番滑らかにボケていて、LIGHT LENS LABも少しフォーカスが合い気味ですが、ボケ方はきれいになってきました。7Artisansは、輪郭が少し2重にボケたような感じになっていて、輪郭が少し強調されつつボケています。

LIGHT LENS LAB M 35mm f/2は、1958年に発売されたズミクロン35mmの最初のレンズを忠実に再現したものです。レンズ構成は6群8枚で、初代ズミクロン35mmは、通称「8枚玉」と呼ばれています。LIGHT LENS LABの35mmは、中国の投資家・周氏が進めてきた復刻プロジェクトなので、「周八枚」と呼ばれています。その後、SUMMICRON 35mmは、4群6枚の“6枚玉”になって、5群7枚の“7枚玉”になり、非球面レンズが導入され、“ASPH.”と変化していきます。

現在のものは、2016年にリニューアルしたもので、絞り羽根の枚数が9枚から11枚に増えたようです。僕が持っているものは、現在販売されているものです。

好みによって使い分けるのが良いのではないでしょうか。

 

ちなみに、Noctilux-M 1:1.2/50mm ASPH.で撮影したものがこちら。

 (シャッタースピードが足りなくて、f2での撮影だったと思います)

Noctilux-M 1:1.2/50mm ASPH.

Apo-Summicron-M 1:2/90mmで撮影したものがこちらです。 

Apo-Summicron-M 1:2/90mm