OptoEleMechの日記

主に時計、電卓、カメラの話題

TISSOT PRX AUTOMATIC

ラグジュアリー・スポーツ・ウォッチとして思い浮かぶのは、オーデマ・ピゲ(Audemars Piguet)のロヤルオーク(Royal Oak)、ヴァシュロン・コンスタンタン(Vacheron Constantin)のオーバーシーズ(Overseas)が有名です。これらは定価で200万円台後半の時計ですが、人気で入手することも困難です。ランゲ・アンド・ゾーネ(A. Lange & Söhne)のオデュッセウス(Odysseus)も発売されてからずっと人気ですが、定価は341万円です。最近では、ショパール(Chopard)のアルパインイーグル(Alpine Eagle)も人気で入手しにくい状態になっています。ラージモデルで定価は161万7千円です。

そしてモーリス・ラクロア(MAURICE LACROIX)のアイコン(AIKON)は、一気に値段が下がり、20万円ぐらいでラグジュアリー・スポーツの雰囲気を味わえます。

そして、とうとうTISSOTがPRXの自動巻きを販売しました。これは10万円以下(定価8万2千500円)です。クオーツのPRXとのデザイン的な違いは、文字盤がタペストリーになったことです。

これに関しては、ロイヤルオークに似すぎて、賛否両論がありますが、個人的には高級感が出ているので、賛成です。

僕は、PRXのオートマチックが出るという噂が出た時から狙っていたので、発売と同時に公式オンラインサイトで購入しました。トラベルケースがおまけで付いてきました。(現在も付いているのか不明)

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ケース付き

海外では人気で入手困難だったのですが、日本ではそれほど人気ではないみたいですね。普通に公式サイトで購入できます。楽天の公式サイトでも販売し出しているので、少し待って楽天で購入したらポイントが付いたのになぁと思いましたが、ここまで日本では人気が出ないとは思いませんでした。


 

ムーブメントはもちらんPowermatic 80でパワーリザーブが80時間あります。

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この値段の時計の箱としてはかなり立派です。

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紙ケースを取るとこんな感じです

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開封

TISSOTの時計には、カタログと、TISSOTの会社の歴史の本が付いてきます。

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付属の冊子

まぁ、この値段で、この仕上がりだったら十分だと思います。

文字盤はロイヤルオークっぽいのですが、タペストリーは、おそらくプレスで、やはり彫刻で作られたロイヤルオークの文字盤とは緻密さが違いますね。

あと、針が打ち抜きの平面的なもので、コストがかかっていないことが良く分かります。

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ボディやブレスレットはきっちりとヘアライン処理されていてここでぐっと高級感を出しています。

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裏はムーブメントが見えますが、汎用的なムーブメントなので、わざわざ見せるようなものではありません・・・。

ブレスレットは簡単に外れるようになっているように見えますが、あまり簡単には外れません。

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ブレスレット

ケース側はこのようになっています。

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ワンタッチ?

付属のトラベルケースにはクロスも付いています。

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ケースとクロス

少し前までは世界的に入手困難で高値取引されていたのですが、Chrono24でもようやく定価ぐらいで販売されるようになってきました。日本への送料を考えると、日本で買う方が良いですね。

HODINKEEで販売開始したときに購入しようとしたのですが、日本へは発送しないということで購入できませんでした。

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リストショット

サイズも良い感じです。

オリンピック関連

昨日のSWATCHのオリンピックモデル以外のオリンピック関連のものとして、こんなものがあります。

オメガは2020東京オリンピックのオフィシャルタイムキーパーでした。2032年までのIOCとの契約みたいなので仕方がないのですが、日本で開催されるオリンピックではセイコーがオフィシャルタイムキーパーであって欲しかったという想いがあります。

そのオメガの東京2020の記念品がこちら。

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オメガ

ピンバッジコレクションです。オメガのオリンピックモデルを購入したら貰える者みたいですが、フリマサイト等のコメントを見ていると、オリンピックモデルの購入でなくても、ノベルティとしてもらっている人は居るような気がします。

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ピンバッジ

複数の時計を購入して余っている人とかは、かなり安く売っていたりしています。出品金額はバラバラなので、注意が必要です。

あと、仕事の関係で、キヤノンのピンバッジとネックストラップを貰いました。カメラ型のピンバッジは、一般に販売されていたものとは違うみたいなので、高値で売買されたりしています。

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キヤノンのピンバッジとストラップ

 

SWATCH 東京オリンピック [非売品]

東京オリンピックパラリンピックも終わり、グッズ類も安売りし始め、メルカリ等にもオリンピック関連のものが多く出品されるようになってきました。

以前、SWATCH東京オリンピックモデルを記念で購入したという記事を書きましたが、今回はオリンピックのボランティア用に配られた非売品の時計を購入してみました。

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東京オリンピックモデル

以前の記事はこちら。

optoelemech.hatenablog.com

外側の紙は箱ではなく巻いているだけの簡易包装になっています。

中のケースはいつものものと同じです。

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SWATCH

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特別感は無いです

こちらが以前購入した市販モデルです。ベルトのデザインは同じ感じですね。

ボランティア用は日付/曜日がありません。自分の支払っている税金で調達されて、ボランティアに無償で配られ、それをお金を払って購入するという何とも言い難い状況です。

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市販モデル

しかし、これを今から実際に使用するのは、少し恥ずかしいので、永久保存となってしまうのでしょう。特にボランティアのモデルは、ストラップに大きく「TOKYO 2020」と書いてあるので、終わった直後は更に着けにくいです。

会社に着けていったら、誰か反応してくれるかな?

 

銘匠光学 TTArtisan 21mm f/1.5 ASPH ライカM

銘匠光学 TTArtisanの21mm f/1.5 ASPH ライカMを購入しました。

広角のレンズが欲しかったのですが、光学ビューファインダー「TT-VF21」が付いてくるキャンペーンをやっていたので、このレンズにしてみました。

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TTArtisan 21mm f/1.5 ASPH ライカM

箱はこのような感じです。

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光学ビューファインダー「TT-VF21」つき

キャンペーンで付属の光学ビューファインダー「TT-VF21」がこちらです。

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光学ビューファインダー「TT-VF21」

箱を開けると、レンズは、しっかりしたケースに入っています。

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レンズのケース

レンズは角型のフードと丸いフードの両方が付いています。こちらは角型フード。

きっちりネジを回し切ったところで、フードの回転位置が合います。

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TTArtisan 21mm f/1.5 ASPH

TTArtisanのレンズはファインダーのフォーカスとレンズのフォーカス調整を自分で行うことができるようになっています。

その調整時にネジを緩めるためのドライバーも付属しています。

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ピント調整用のネジ回し

調整する方法がマニュアルに書いてあります。

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ピント調整のマニュアル

説明書の裏はフォーカスを調整する十字が印刷されています。

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カメラに取り付けたらこんな感じになります。値段の割には、良く出来ています。

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カメラに取り付けたところ

光学ビューファインダーも取り付けてみましょう。

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専用の光学ファインダーも取り付ける

塗装の質はもう少し改善が必要ですね。黒色がフォーカスリングと本体部とで少し違っています。また、もう少しマットに仕上がっている方が高級感が出そうな気がします。

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外装

ただ、本家のレンズの1/10ぐらいの値段のレンズなので、多くを求めてはいけません。

レンズキャップもプラスチックではなく、金属削り出しで出来ています。

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キャップ

なかなか、こだわっていますね。

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Leica SUMMICRON 50mm f/2 ASPH.、NOCTILUX-M 50mm f/1.2 ASPH.と並べてみます。

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50mmレンズと共に

なんとなく、説明通りにフォーカス調整用の紙を撮影してみます。

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なんとなく廊下にフォーカス調整用の紙を置いて撮影

広角なので、約2mの距離で、こんな感じに写りました。

拡大してみると。明るさが足りないので、ノイズが多くてよく分かりませんね。

真面目に撮影しないと調整できませんが、大きくずれているわけではなさそうなので、調整しないでもOKとしましょう。

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まぁ合ってる?

フォーカスをしっかり合わせたいときは、電子ビューファインダー使えば、気にしなくてもいいし・・・、キャンペーンの光学ファインダー付きを買わなくても良かったのですが、オマケに弱い。

HAMILTON Khaki ハミルトン カーキ (23) (KhakiレディースモデルとTIMEX Camperのレディースモデル)

先日のKhakiのサイズ比較の最後にレディースモデルを忘れていたと書きました。

とりあえず、レディースモデルを前回の写真の横にサイズを合わせて合成してみました。

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レディースモデルを合成

一番右がレディースモデルのカーキです。型番は870980です。

直径22mmです。以前、このモデルを修理したときの記事がこちらです。

optoelemech.hatenablog.com

L.L.Beanモデルですが、中身は同じです。ムーブメントはHAMILTON 755Aを搭載しています。

現在、4本持っていますが、2つはL.L.Beanで同じです。右2つが、ハミルトンブランド単独のKhakiシリーズです。錨マークのものは、Khaki MATEの女性版です。

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870980シリーズ

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870980

全て、リューズにはHマークが入っています。

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リューズはHマーク入りです。

同じような文字盤デザインの9415Aと並べてみましょう。

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9415Aと比較

径が22mmと33mmなので、10mm以上の差があります。

レディースの手巻きのKhakiは、これ以降販売されなくなりました。1980年代半ばごろから、レディースの時計はクォーツというのが一般的になって、Khakiもレディースはクォーツだけになってしまいました。

そして、2000年頃にKhakiのクォーツのレディースモデルも姿を消してしまいます。

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レディースモデル

左端が最後のクォーツモデル9771シリーズです。日本ではKhaki IIIというシリーズ名で販売されていました。

真ん中は以前修理したモデル9929です。サイズは左の9771より少し小さいようです。

optoelemech.hatenablog.com

これがKhakiのシリーズだったかどうかは不明です。

1980年代にKhakiと共に人気のあったTIMEX Camperもレディースモデルが存在します。

左二つが1980年代のキャンパーで右が、レディースモデルです。手巻き式です。

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Camperのレディースモデルとの比較

やはりこの当時のレディースモデルはこれぐらい小さい必要があったみたいですね。

色々な色や文字盤のデザインがありました。

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バリエーション

今も、TIMEXオリジナルキャンパーは29mm径の小さいモデルや、様々な色のものが展開されていますね。

80年代の手巻き式キャンパーはなかなか見かけなくなってきました。基本的には使い捨ての時計なので、完全に動作するものも少なくなってきているのかもしれません。

手巻きキャンパーの修理についてはこちらの記事を見てください。

optoelemech.hatenablog.com

以上、HAMILTON KhakiとTIMEX Camperのレディースモデルの紹介でした。

GITZO Légende Tripod and Backpack(その2)

7月にGITZOの新しい三脚「Légende Tripod and Backpack」の記事を書きましたが、クラウドファンディングのキャンペーンサイトでは、6月18日に問題が発生して出荷を停止しているとの連絡が来ていて、7月1日には、出荷停止の理由と改良された製品の紹介がされていました。しかし、13日に届いたから不思議だなと思っていました。

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Légende Tripod

届いたときの記事

optoelemech.hatenablog.com

サイトには8月末までに出荷案内を再度すると書いてあったので、とりあえず使用せず置いておきました。

説明としては、脚を折りたたんだ時に、金属部が本体に接触して傷がつくということでした。下の写真のゴムのリングの厚みを増したということです。

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接触問題(GITZOの説明ビデオより)

また、ロックのノブにゴムを追加したということみたいです。

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ゴム(GITZOの説明ビデオより)

確かに届いた三脚の固定ネジにはゴムが付いていません。

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届いた三脚のロックネジ

また、梱包用の緩衝材もこの部分を更に保護するように変更したみたいです。

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新しい梱包(GITZOの説明ビデオより)

ゴムが付いていても、輸送中に強い力で当たることを防止するのが目的のようです。

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箱(GITZOの説明より)

新しいものが送られてくるようでしたので、しばらく様子をみていたら、先日、DHLから集荷の申し込みのメールが来ました。

セットのうちの三脚だけを梱包して、メールに添付されていた送り状を印刷したものと一緒にDHLに渡しました。

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梱包状態

新しいものが、まだ届いていないのに回収されるのは、少し不安ですね。

宛先がイタリアまでなので、儲けが飛んでしまいそうですね。

まぁ、ここまで誠実に対応しているので、送られてこないというようなトラブルにはならないと思いますが。

Leica 木製M型ライカ

イカMの木製のおもちゃの紹介です。

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木製のおもちゃ

イカ公式の商品で、いつも通りデザインの箱に入っています。

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いつも通りの箱

レンズはマグネットで本体と付くようになっていて、交換できます。

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交換レンズも入っています

何の実用性もありませんが、上品なインテリアとしていかがでしょうか?

ブナ材を使用したドイツ製です。

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インテリア

現在は、売り切れになっていて入荷待ち状態となっているようです。

store.leica-camera.jp