前回、風防を交換した記事の最後にeBayでデッドストック品を購入したと記載しましたが、ようやく届きました。
5枚購入しておいたのですが、なんだか3種類のパッケージがあります。
一番左の緑色のものと右の2つはパッケージの色が違うだけでGSのEVR-TITEです。
真ん中のTru-Sealは、明らかに違うものですね・・・。売っている人にとっては互換製品だからイイだろうということなんでしょうか。
ということで、早速形状を確認してみます。
まずは、緑と白パッケージの違い。横から見ても違いが無いので、同じと考えて良いでしょう。
続いて、TRU-SEALとEVR-TITEの違いを見てみましょう。
横から見ると・・・、明らかに形状が違います。TRU-SEALの方が、EVR-TITEより薄くて、垂直のストレート部が短く、カーブが大きいですね。そして、真ん中までカーブが続いています。EVER-TITEはエッジ部のRが終わると真ん中のあたりは、ほぼフラットになっています。
このTRU-SEALの形状は、以前購入したGS PA457-5に近い形です。
その時の記事はこちら。
では、前回の記事で交換したものと比較してみましょう。
前回の交換記事はこちら。
前回の記事で書いたように10枚購入して、3枚はKhakiのものに形状が近くて、7枚は少し角のRが小さいものでした。今回はKhakiのオリジナルに近い方と、デッドストック品と比較してみます。
やはりエッジのRに違いがありますね。現行品の2種類入っていたものの中間的な感じです。
では、一番Khakiのオリジナルに近いと思われる。現行販売品のGS EVR-TITEとKhakiから取り外したものと比較してみましょう。
一番近いと思います。
いちおう今回届いたデッドストック品とも比較しておきます。やはり垂直のストレートが長すぎますね。
ということで、GS EVR-TITEを購入しても実際には形状がかなりマチマチであるということが良くわかりました。
あと、厚みはEVR-TITEの方が、オリジナルのKhakiのものよりどれも厚いので、そこを調整しようと思っても、テンションリングの入る溝を深く削りなおさないと合わせることは困難です。旋盤で、内側の溝を深く修正して、厚みを少し薄くすれば形状はほぼ一緒になると思います。(そこまでやらないと思いますが)
ただEVR-TITEのテンションリングは艶があるので、オリジナルの梨地(艶消し)のものに入れ替えた方が良いと思います。
ということで、HAMILTON Khaki 33mm用の風防について色々調べたら、GSのクリスタルの形状はバラバラだったというのが分かりました。
時計修理屋さんの風防交換記事を見て、勝手にGSのEVR-TITEが正しい風防だということで進めてきましたが、厚みが少し違うし、テンションリングも違うので、本当は専用の交換部品があるのだと思います。
Khakiのクリスタルの情報をお持ちの方は、コメントをお願いします。