OptoEleMechの日記

主に時計、電卓、カメラの話題

カメラ

シャッタースピードテスターの製作(その1)

注文していたケースやパーツが届いたので、シャッタースピードテスターの検討から製作に移ります。 届いた部品 まずは、この手ごわい部品を最初に確認しなければいけません。20.000000MHzの温度補償水晶発振器(TCXO)です。昔はサイズの大きい長い脚が付いたT…

MINOLTA M-ROKKOR 90mm 1:4

オークションで、MINOLTA M-ROKKOR 90mm 1:4を安く購入できました。 このレンズは、ミノルタとライカが提携して「ライツミノルタCL」というレンジファインダーカメラを発売した際、ミノルタ版のライカMマウントレンズも一緒に発売されました。28mm F2.8、40m…

シャッタースピードテスターの検討(その7)

コンパイラのC32の部分で、色々悩んだ部分もありましたが、とりあえず何となく赤外線センサーで表示できる状態にはなりました。 普通のC言語自体が久々だったので、文法間違いなどがあったりするのかもしれませんが、普通の四則演算がコンパイルエラーになっ…

シャッタースピードテスターの検討(その6)

入力キャプチャやタイマーの設定がPIC32ではかなり変更になっていたので、苦労しましたが、仕様書をじっくり読んで、何とか動作するところまで出来ました。 タクトスイッチを押してタイマーがスタートして、スイッチのキャプチャを開始し、離した時の時間を…

シャッタースピードテスターの検討(その5)

配線をチェックして、LCDのRead/Write端子にGNDが繋がっていないことに気付き、常にWrite(文字を書き込む)状態にするように、Lo(GND)にしておきました。 ということで、電源を入れると、文字が出力されました。 文字を出力 あとは、赤外線センサで、入力端子…

シャッタースピードテスターの検討(その4)

とりあえず、LEDが点いたので、タクトスイッチとキャラクタディスプレイを配線してみました。 とりあえず、内部発振で正しい時間を計算できているか、タクトスイッチを押すとLEDが5秒間点灯するプログラムを書いて、ストップウォッチで、ほぼ5秒になっている…

シャッタースピードテスターの検討(その3)

まず、液晶表示器をテストする前に、基本中の基本の”Lチカ”(LEDチカチカ)をテストすることにしました。 ブレッドボードに組んで、ネットからPICのLEDを点灯するだけのサンプルプログラムを拝借して、PICにプログラムを書き込んで、電源スイッチオン! んっ、…

シャッタースピードテスターの検討(その2)

先日、シャッタースピードテスターに使用するマイコンが届いたので、プログラムが書き込めるかをテストしてみることにしました。 ところが、これがこんなに大変だとは思いませんでした。マイコンは慣れているPICを使用することにしました。 マイコンに書き込…

Rollei35のパーツ販売

DMM.makeにて、出品を申請していたRollei 35のフィルム巻き上げギアの出品許可が通りました。 DMM.make リンクはこちらです。 make.dmm.com とりあえず、素材は自分で製作して使えているABSライク樹脂のブラックのみにしてあります。 Rollei 35 Film Winding…

レンズ構成図で個性を知る「オールドレンズ解体新書」

レンズ構成図で個性を知る「オールドレンズ解体新書」という本を購入し、読んでみました。著者は写真家のお二人で、澤村 徹さんと、上野 由日路さんです。 なかなか面白い企画で、中を読んでも、「そういう視点があるんだなぁ」と、色々な発見がありました。…

シャッタースピードテスターの検討(その1)

オールドカメラを使用する場合に、シャッタースピードテスターがあった方が、何かと安心です。古い機械式時計においては、タイムグラファーがあると時計の姿勢差による進み具合の違いとかがすぐに確認できるのと同じように、機械の健康状態が把握しやすくな…

Rollei35のフィルム巻き上げギアの3Dプリント

Rollei35のフィルム巻き上げギアをNCフライスで加工して、製作しましたが、最近流行の3Dプリンターで出力して使用できないかをテストしてみました。 有名なDMM.makeで出力を依頼ました。 3Dデータをアップロードして、素材を「ABSライク樹脂」を選択して、注…

SKAT

先日、ドイツのカメラ屋で、Rolleiの部品を購入したら、オマケでトランプが付いてきました。それがこちらです。 ドイツのトランプ どうもドイツのカードゲームのSKAT(スカート)専用のトランプみたいです。ドイツ式のトランプは、 キングはKoenig、クイーンは…

日本カメラ博物館

今日は、銀座方面へ出かけたので、日本カメラ博物館の「二眼レフカメラ展」を見てきました。今まで日本カメラ博物館には、行きたいと思っていたのですが、なかなか行くことができずに、今回が初めての訪問です。 日本カメラ博物館 入口は、こんな感じです。…

オールドカメラはシャッタースピードを測定した方が良さそう

Rolleiを久々に触ったので、フィルムを入れて撮影してみたくなりました。 その前に、シャッタースピードがどれぐらい正確に出ているのかと、露出計が正しく働いているのかを確認した方が良さそうな気がします。 7年ぐらい前の写真を見ていると、簡易的にシャ…

Rolleiflex 2.8E

Rollei 35の記事をたくさん書いていて、ふと実家のRolleiflexのことを思い出しました。 PCの写真フォルダーから、20年以上前にデジカメで撮った実家のRolleifkexの写真を見つけました。 色々調べたところ、おそらくRolleiflex 2.8Eだと思います。 Rolleiflex…

Rollei35S

今回、Rollei35の部品製作依頼を受けて、Rollei35について、いろいろ調べていました。 どうも、「たまゆら」という2010年に始まったアニメで主人公がRollei 35 Sを使用していることから、Rollei 35に人気があるようだということが分かりました。 もう12年も…

Rollei35の部品製作(その2)

今日はギア部を製作しました。 材料を旋盤にセットして、バイト先端の径の調整をします。 真鍮棒 少し削って、マイクロメーターで径を測定して、DRO(デジタルリードアウト)にこの数値をセットします。 計測 DRO ギア部の外径と軸の部分を加工したら、真ん中…

Rollei35の部品製作(その1)

プラスチック部分をまず作成してみました。 CADデータを少しずつ修正したので、CNC加工用のG-CODEを出力しておきます。 まず、材料となる適当なサイズの黒POMを材料BOXから探し出して、旋盤に取り付けます。 転がっていたPOMを把持 ラチェット部の外径より少…

Rollei35の部品製作の検討(その3)

ラチェット部のツールパスを出力してみました。 0.5mmのエンドミルだと、簡単に折れてしまうので、とりあえず今度の週末に1mmのエンドミルで削ってみて、形状が合っているかを相手に合わせて確認してみようと思います。 これで合うようであれば、ギア部は前…

Rollei35の部品製作の検討(その2)

ギアを採寸してみました。 ギア とりあえずラフに測定 この値を元に少しずつきれいな値に丸めて、元の設計を予想します。 ノギスで測定した値が1.77-1.79となった場合は、1.8で設計しているはずだろうという具合です。 ギアの歯数、径から考えて、モジュール…

Rollei35の部品製作の検討

Rollei35の古い記事にコメントをいただいたので、少し検討してみることにしました。 まずは、Rollei35を保存しているケースを出します。 Rollei35シリーズの入った箱 ここから、無印Rollei35を探します。 ちなみに、以前、修理したときの記事はこちらです。…

Nikon折りたたみコンテナ(その2)

先日、ニコンダイレクトのキャンペーンで貰った折りたたみコンテナを紹介しましたが、同じ形のコンテナを入手しました。 コンテナ 前回の記事はこちら optoelemech.hatenablog.com 全く同じ形なので、積み重ねて使用することができます。 4色 Nikonのロゴ入…

カルディ カメラ缶 2022 (その2)

カルディコーヒーファームのカメラ缶のブラックを購入してきました。 ブラック 先日の記事で、茶色のものは昨年とデザインが同じものだったと書きました。 optoelemech.hatenablog.com ブラックはライカM6っぽいデザインです。右側のレバーはファインダーの…

Nikon折りたたみコンテナ

ニコンダイレクトの年末年始キャンペーンで、コンテナボックスを貰いました。 送られてきたのはカーキ色のボックスでしたが、他の色としては、ホワイトとネイビーブルーがありました。本当はネイビーブルーが欲しかったのですが・・・。 コンテナ 面積的には…

カルディ カメラ缶 2022

最近、ROLEXの本の記事の閲覧数と、昨年のカルディ カメラ缶の記事が多く読まれています。 ROLEXということだけで閲覧数が伸びるみたいです。カルディのカメラ缶は今年もバレンタインに向けて店舗に並び始めたので、昨年の記事が急に伸びたようです。 先日、…

Leica AKADEMIE CARDS

ライカのAKADEMIE CARDSが届きました。 トランプ 通常のトランプとして使用できます。 AKADEMIE CARDS こんな感じです。 トランプとして使えます カード一枚一枚にカメラ撮影のお題が書いてあります。カードは52枚あるので、ちょうど1年の52週分、お題がある…

FUJIFILM DS-7

先日、出張で関西方面に行った際に、大阪の実家にも立ち寄りました。 僕が一番最初に購入したデジタルカメラのFUJIFILM DS-7が防湿庫に入っていたので、動くかどうか確認してみました。 FUJIFILM DS-7一式 PCにデータを取り込むためのインターフェースキット…

GITZO Légende Tripod and Backpack(その3)

クラウドファンディングで購入したGITZOのLégende Tripodですが、不良品を送り返しても、新しいものが全然発送されませんでした。 カスタマーサービスに問い合わせたら、在庫切れになっていて、出来上がり次第発送して、問合番号を送ると言っていたのですが…

ニッコール千夜一夜物語 I (ホビージャパンMOOK 1114)

Amazonを見ていたら、いつの間にか「ニッコール千夜一夜物語 I (ホビージャパンMOOK 1114)」が発売されていました。 ニッコール千夜一夜物語 I 元はニッコールクラブの会報に1998年から連載されていたものをまとめたものです。様々なレンズの開発経緯や設計…